「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自分の見方を認めさせること (3)

2015年08月11日 20時38分18秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
※ アクション・ステップ 41
 正しい対応を選びましょう
 
 以下のa, bのうち、 口論になる可能性が少ない方を 選んでください。
 
1.a) 「あなたは、 私があなたを嫌いだと言うのを 聞いたわけではありません。
 
  b) 「私はあなたが嫌いなのではなく、 愛しているのです」
 
2.a) 「私は仕事を楽しんでいて、 誠心誠意やれば報われると思っています」
 
  b) 「あなたは間違っています。 私は仕事ばかりはしていませんし、 
 
     もし仕事ばかりしているとしたら、 多分家に戻りたくないからでしょう」
 
3.a) 「私は プライバシーを守るのを好みます。
 
     だから家に来るときは、 前もって 電話をしてくれるとありがたいです」
 
  b) 「電話しないで来るのは無礼です。 これ以上しないでください」
 
4.a) 「私は、 あなたが 妹をそんなふうに扱うのを 拒否します。
 
     無礼であり、 配慮にかけています」
 
  b) 「私は母親として、 妹が安全で、
 
     不安がないようにする 責任を感じています」
 
【ステップ3】 認めること
 
 自分の立場を論ずるよりは、
 
 あなた方両方が 自分の感じ方や意見を持つ 権利があるのだということを、
 
 認めてください。
 
 以下は手本となる表現です。
 
・ 意見が異なることに 合意できると思います。
 
・ 二人とも独自の意見があるので、 争わないようにしましょう。
 
・ 分かりました。 あなたは○○○と感じ、 私は○○○と信じています。
 
  物事を見るのは、 いつも 最低2つの見方があるものです。
 
 
 --------------------------------------
 
 アクション・ステップ 41 の解答
 
1. b     2. a     3. a     4. b
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする