ひまわり博士のウンチク

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鮭パーティ2008

2008年10月26日 | 日記・エッセイ・コラム
 年に一度、いや自宅版と合わせると2度ですが、このシーズンだけの生鮭を食する日。
 今年は会場を借りず、自宅で行いました。したがって、メンバーは常連さんたちに限りました。
 ところが、こういう時に限って、アシのYは神経痛で来られなくなり、他にも予定していた何人かが風邪や仕事で参加できず、キャンセルが出ました。
 昨年までのように十数人もいれば2~3人キャンセルが出てもどうということはないのですが……。
 少人数だと一人当たりが高く付いて調整が難しい。
 まあそれでも、例年以上に和気あいあい、楽しいひと時でした。

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 大きな鮭をさばくには台所が狭いこともあり、1本を三枚におろして送ってもらいました。
 半身でこれだけの大きさがあります。
 大出刃が普通の出刃包丁の大きさに見えます。
 頭から尻尾までの大きさを想定すると、約80センチ。
 これを、目的に応じた大きさにさばいていきます。
 このくらいの大きさの魚をバラスには大出刃が必需品です。

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 今回は、作り方(レシピ)を“分かり難く”公開します。
 お腹に納まっていたいくらをばらして酒と醤油につけておきます。
 不思議なことに、酒をそそいだとたん、イクラはしぼみます。それが、しばらくおくとパ~ンっと輝くように美しくなります。

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 海鮮サラダの盛りつけは、1級建築士のY子さん。
 「どうせぐちゃぐちゃにされるんだから」というまわりの雑音を聞き流し、徹底的に凝ります。
 しかし、お見事!

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 素材が新鮮なので、ほっといてもおいしく仕上がりますが、上げ方にはちょっとコツがいります。
 塩こしょうをしたら、小麦粉を満遍なくまぶし、溶き卵の中を中をくぐらせたら、生パン粉をまぶします。
 この時にけっして強く押し付けたりしないこと。
 油の温度は160~170度。たっぷりの油で深さをつくります。
 静かに投入して、じっとそのまま。きつね色になるまで触れないこと。
 もちろん、ひっくり返したりしてはいけません。
 外側はカリカリ、中はふんわりした極上のサーモンフライが出来上がり。

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 自慢のアラ汁。
 アラは3~4センチ角ぐらいに切り、塩をまぶして1時間。
 熱湯に1分ほど通し、氷水の中に移します。
 氷水の中でぬめりをとり、水分を切ります。
 鍋に移し、人数分の出し汁をそそぎます。
 この出汁は秘伝なので、ブログでは公開できません。
 火をつけて沸騰したら、薄切り短冊の大根、人参、薄切り椎茸を入れます。
 味を確かめながら、酒、薄口醤油、みりんで味付けをします。
 最後にショウガの絞り汁を適量加えて出来上がり。
 器にそそいでから、彩りにさやえんどう、三つ葉を浮かべ、お好みでミョウガ、ゆず、などを加えます。

 今回はこの他に付け焼きもつくってみましたが、これは酒の肴というよりは、ご飯のおかずに適しているようでした。
 もちろん、超豪華ないくら丼も定番です。

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 K君が、珍しい唐辛子を差し入れてくれました。
 大きくて、一見とてもからそうな色をしています。
 名前を忘れてしまいましたが、焼いて食べると程よい辛みが気持良く、ビールのつまみにぴったりです。

 自宅だと時間のリミットがありませんから、気付けば10時過ぎ。
 みなさん楽しんでいただけたようです。

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