ひまわり博士のウンチク

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チェレギーノ子どもの家、作品展

2017年02月05日 | 出産・育児

 
 案内をもらっていたチェレギーノ子どもの家の作品展に出かける。隣が工事をしていて落ち着いて仕事ができないので、時間つぶしが本音だ。 
 チェレギーノ子どもの家は、モンテッソーリ教育の未認可幼稚園である。
 モンテッソーリ教育とは、日本ではシュタイナーほど知られていないが、子ども一人ひとりの個性を生かし、それぞれのペースで能力を引き出す教育方法である。
 だから、時間割がない、全員が揃って何かをするのは、最初の挨拶と、最後の読み聞かせのあと、母親と行うゲームだけ。ほとんどの時間を子どもがやりたいことを好きなだけする。
 イタリアのマリア・モンテッソーリによって考案された、独特の教具を使う教育方法である。
 
 国が決めたカリキュラムに従わず、子どもたちに同じ結果を求めないから、それだけでも認可されにくい。加えて、認可幼稚園としての条件である園庭もない。
 したがって、どうしても保育料が高くなる。
 国や自治体の教育方針に寄り添わないから、モンテッソーリを謳いながら認可されている幼稚園よりも、本来の形に近い。
 わが家の子どもたちは二人とも3歳の時から小学校に入るまで通った。今思えば、よく通わせたと思う。
 この幼稚園に通うわが家の子どもたちをレポートした『モンテッソーリ教育で、子どもの才能が見つかった』(中央アート出版社)という本も書いた。
 
 作品展は、この幼稚園の子どもたちの、能力の成果である。時間をかけ、やりたいときにやりたいことをやらせる。必ず完成するまで待つ。だから、未就学児童の作品とは思えない、ものすごいものが出来上がる。
 このことは、成長してから、想像力と、必ず最後までやり遂げるという忍耐力が身に付く。
 限られた時間で、全員が揃って同じことをやる一般の幼稚園では出来ないことだ。
 写真は作品の一部の陶芸。他に、木工や手芸、絵画、彫刻などもある。
 わが家には、こうした作品が山ほどある。中には十分使用に耐えるぐい飲みや鉢などがあって、どれも処分するには惜しい。
 はじめて観た時は驚いたが、今ではすっかり慣れてしまって、たまに小学校の展示会などを観ると、小学生にもなってこの程度かと思ってしまう。
 この国の幼児教育は、がんじがらめなのだ。

恒例・子どもの家バザー

2008年11月23日 | 出産・育児
Bazar1

 晴天の今日、「チェレギーノ子どもの家」のバザーでした。
 少数精鋭で、しかも自治体から支援の受けられない子どもの家にとって、バザーの収益は貴重な財源の一部になります。
 現役だけでなく、卒業園児の親たちも支援して盛大に開かれます。
 我が家族が出かけて行ったのは、お客さんのピークが過ぎた午後1時過ぎ。
 めぼしい商品は、10時の開店から1時間以内に売れてしまいます。

Bazar2

 おかあさんたちの特技、手作りのクッキーやおまんじゅうはプロ裸足です。数個売れ残っていたのを割引で買って来ました。

Bazar3

 子ども服は高価なわりに長く着られません。ですから、バザーやフリーマーケットは大助かりなんです。
 時には1周回って戻ってくることも。

Bazar4

 クリスマス用のリースやクッキーのツリーも手作り。

Bazar5

 あまり人気のない食器類などの雑貨は、いつの間にか在庫がたまってしまいます。
 この際思い切って処分とばかり、レジ袋に詰め放題で100円。

Bazar6

 今日の戦利品。ソーメンセット、六個ぞろいの湯のみ、強化ガラス製のコップが4個、よく割ってしまう小鉢が6個。
 クッキー、クルミまんじゅう、栗まんじゅうがそれぞれ3パック。
ニラキムチ2パック。それとブランドもののトートバックも。
 中国製の石細工がまぎれこんでいました。豪華な箱に入ったものですが、どうということのないものです。
 これら全部で1000円くらいでした。

Bazar7

 本日のヒットはこのニラキムチ。ワンパック300円で売ってたのを、残り物ということで2パック400円で買って来ました。実はこれが一番高かったもの。しかし、ものすごくウマイ!

 近所の人が毎年楽しみにしているそうで、松村和子先生お得意のフルーツケーキがなかったのは、売り切れたのでしょうか。

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ママチャリ

2008年03月06日 | 出産・育児
Mamachari

 かみさんの愛車です。
 もう、6、7年乗っているでしょうか。
 前後の子どもを乗せる部分はすでにぼろぼろですが、本体はしっかりしたもので、まだまだ現役で走れます。
 かみさんはこの自転車で、那由と無量を前後に乗せて、幼稚園の送り迎えや買い物に行っていました。
 今はもう子どもが大きくなったので三人乗りはできませんが、無量が体操教室に行く日に、時間が間に合わないとタマに乗せていく事があります。
 かなり頑丈にできていて、安定性を高めるために前輪が後輪に比べて小さく、ハンドルも大きめでしっかりしています。
 当然、値段も自転車の中では高価な方でした。

 安全のために、自転車の三人乗りを禁止することが論議されています。
 もともと自転車の三人乗りは違法行為ですが、警察は黙認していたとか。
 ところが、転倒事故や衝突事故が多発しているために、このままでは大事故になりかねないので規制する事にしたといいます。

 たしかに、かみさんも何度か転倒しています。
 奇跡的に大ケガはしていませんが、たしかに危険なことではあります。
 しかし、現実には「ママ」から自転車を取り上げてしまうと、育児に支障が出る事は計り知れません。

 警察では、安定感のある安全性の高い自転車に限り許可をする方針だそうです。
 でも、どんな自転車が「安全性」が高いといえるのかは疑問。三輪自転車なら転倒しないでしょうけれど、大型になるので置き場所に困ります。

 問題点は自転車そのものの安全性もさることながら、マナーの向上が事故を減らす要因として大きいと思うのです。
 かみさんが三人乗りをやっていた当時、転倒したり危ない目にあったのは、その多くがほかの自転車との関係にありました。
 急に飛び出してきた自転車を避けようとしてバランスをくずしたり、駐輪場で子どもを降ろそうとしている時にひっかけられたりする事がよくあるそうです。
 子どもを乗せていると、おのずと慎重になります。ですから、三人乗り自転車の場合、自損事故よりもほかの自転車との関わりの中で起きる事がかなりあるということです。
 一般の人のほとんどは、子どもを乗せているからといって気を使ってはくれません。それどころか、邪魔にします。

 ぼくはよく駅まで自転車で出掛ける事がありますが、こちらに引っ越して一年余、すでに何度も脇道から飛び出してきた自転車にぶつけられた事があります。
 これが子どもを乗せたお母さんの自転車だったらどうなったでしょうか。自転車そのものの安全性や安定感以前の、自転車に乗る人全員にわたる問題があることを、警察はもっと認識する必要があるでしょう。

 すなわち、マナー向上のための教育が、できれば歩行者も含めて、必要だという事です。

 自損事故が起きるとすれば、天候の悪い日や雪道などで操作を誤って、という事はありますが、それこそそんな日には最初から乗らない事です。

 ところで、「安全性の高い自転車」は値段も相当高価になるはずです。
 そして安全性を維持するためにはメンテナンスも必要です。
 お母さんが子どもを二人乗せて走る期間はそう何年もありません。
 少子化の時代に労働力確保を推進しようとするならば、子どもを抱える家庭の経済的負担を軽減するための資金援助が求められます。

 しかし、米軍や自衛隊には手厚く教育や福祉に冷たい今の政府は、「お母さんのための予算」なんて組まないでしょうね。

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チェレギーノ子どもの家バザー

2007年11月24日 | 出産・育児
 23日はモンテッソーリの幼稚園、「チェレギーノ子どもの家」のバザーです。
 去年、かみさんは買ったものを自転車の前かごに入れたまま駐輪場に置いて出かけてしまい、そっくり盗まれました。
 それからもう1年。早いものです。

Iryohin 10時の開店とともに人が押し寄せ、あれよあれよという間に良い品から売れて行きます。
 衣料品は激安。子どもはどんどん成長していきますから、たちまち着られなくなってしまいます。新品で買う子ども服は、驚くほど高価ですから、安い子ども服はお母さんたちにとって大助かりです。
 ほとんど傷んでいない服がたくさん出品されます。
 中には上の子が着ていたものが、一回り回って下の子用に戻ってくることも。

Okashinotoh

 園児の親たちによる手作り品が大人気です。中にはこんな凝ったおかしの塔や家も。
 これはたちまち売れました。

Yakinikuya 園児の親たちの中にはいろいろな職業の人がいます。焼き肉屋さんが、焼きそばやお弁当を作って売っています。
 去年まではイタリア料理屋さんがいました。










Hon10en

 本は10円均一。立ち読み自由です。

Zakka

 雑貨は引き出物などの未使用品が中心。手作りのリースも好評です。

Matsumura

 園長の松村先生は、子どもたちと楽しそうに風船細工。

Okowa

 かみさんは手伝いを頼まれていて最後までいなければならないので、ぼくは昼食用に「おこわ」を買って帰りました。これがけっこうおいしいんです。
 
Chawan

 今日の収穫は、松代焼きの湯のみと、ステンレスのコップ。それぞれ2個組で両方ともなかなかいいものです。
 湯のみは事務所で使います。ステンレスコップにはなぜかティースプーンが5本ついていました。
 値切って全部で1000円。
 晴天に恵まれ、お客さんの入りも上々。開店と同時に来た人の中には2万円も買った人がいたとか。売り上げもけっこう行ったのでは。

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Saino『モンテッソーリ教育で子どもの才能が見つかった!』
坂井 泉 著
松村禎三 監修
中央アート出版社 発行
定価 本体1,500円+税




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