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ひまわり博士のウンチク

読書・映画・沖縄・脱原発・その他世の中のこと

アジア記者クラブ11月定例会 原田宏二さん

2013年11月30日 | インポート
Haradakoji
 
 アジア記者クラブ11月定例会は、現在国会で審議が進み、与党自民党の数の暴力で強引に可決されるであろう「特定秘密保護法案」に関連し、元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんから話をうかがった。
 原田さんは、警察の腐敗や非民主的な実情を出版や講演会などで告発し注目されている。
 
 もともと隠蔽体質である警察は,いっそう広範囲に情報を収集し隠匿する。個人の犯罪歴や信用情報まで把握するようになるだろうと懸念を示した。
 「町にある防犯カメラ、あれは防犯カメラではなくて監視カメラです。何を監視しているのかというと、一般の人ですよ。犯罪捜査に使う事よりもそれが中心です」
 たしかに、防犯(監視)カメラは、人通りの多い商店街や駅などに設置されていて、犯罪の起こりそうな路地や小さな公園には設置されていない。
 警察には公安警察といって、情報収集活動をするスパイ組織のような部門がある。原田さんは、「公安は警察の裏の顔であって闇組織、秘密保護法はその権限を強化する」と語った。
 
 警察組織の内部事情から秘密保護法による権限の拡大まで、恐ろしい話を多分に聞いた。内容のすべては1月の『アジア記者クラブ通信』に掲載される予定である。
 また、以下のサイトでは、映像でNHKのニュースが見られる。しばらくは閲覧可能だと思うが削除されるかもしれないので、見るなら早めに。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013429751000.html

 12月定例会も特定秘密保護法に関連して、月刊『創』編集長の篠田博之さんを招き、「雑誌ジャーナリズムは生き残れるか」と題して講演を行う。
 日時:12月12日(木)18:45~21:00
 場所:明治大学リバティタワー8階(1083教室)
 
 通信は月刊で1部500円、年会費5000円で会員になると通信12か月分に加え、定例会への参加費が通常1500円のところ1000円に割引される。
 郵便振替で送金すれば最新号から1年間定期購読できる。
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「ガマフヤー」具志堅隆松さん講演会

2013年08月27日 | インポート
Gushiken1_2
 
 8月25日日曜日、阿佐ヶ谷の杉並産業商工会館に「ガマフヤー」の具志堅隆松さんを沖縄から招いて講演会を行った。主宰は「戦争体験者100人の声の会」。
 
具志堅隆松さん
『ぼくが遺骨を掘る人「ガマフヤー」になったわけ。』

Gushiken3
 
 講演では発掘した遺骨や遺品などを持参。参加者はそれぞれ手に取って見ることができた。中には銃弾、砲弾の破片、手榴弾などもあり、空港を通過するのに一時間ぐらいかかったそうである。
 誰もが沖縄戦のすさまじさをイメージする。
 
Gushiken2
 
 多くの写真をまじえて発掘現場の様子を解説する具志堅さん。
 「ぜひ実際に現場を見にきてください」と呼びかける。
 小学生が見学に来たとき次のように話したそうだ。
 「君たちはこれまで、『沖縄では大変な戦争があったんだって』と言ってきたと思う。でも今日からは『沖縄では大変な戦争があったんだ』と言い切れるようになるね。それはただの知識でしか知らなかったことが、体験に変わったということなんだよ」
 
Gushiken4
 
 遺骨の中に米兵のものはほとんどない。それは、戦死者を日本軍は放置したのに対し、米軍はいたいを家族のもとに送り届けることが基本だったからだ。本来日本的であるはずの死者に対する敬意が、アメリカの方が丁重であったということである。
 
 誰もが真剣に最後まで話を聞いていた。
 事前では40人くらいの参加者を予想して、それほど広い会場はとっていなかった。ところが、予想を遥かに上回る参加者で、テーブル席だけでは収容しきれず、急遽椅子を追加した。
 思いのほか興味を持ってくれる人の多いことに驚く。
 
 今回の講演には間に合わなかったが、「戦争体験者100人の声の会」は杉並区の協賛が得られることになった。次回からは区の協賛のもとに行うことができる。
 たが、当初、杉並区内の戦争体験者6名の共同代表で発足したこの会は、この10年で4人の方が亡くなり、共同代表は宮澤一郎さん(92歳)と上江田千代さん(83歳)の二人だけになってしまった。彼等の意志を受け継ぐ若い代表メンバーへの引き継ぎが急がれる。


2013年5月沖縄

2013年05月21日 | インポート
 5.15平和行進参加と「琉球弧の住民運動」復刻版制作の打ち合わせをかね、17日から20日まで、沖縄本島に滞在した。
 ところで、「琉球弧の住民運動」を予約していない方は至急お申し込みを。あと67名。
 
■辺野古
Henoko1
 
Henoko2
 
Henoko3
 
■高 江
Takae1
 
Takae2
 
Takae3
 
Takae4
 
■遺骨収集 ガマフヤーの体験
Ikotsu1
 
Ikotsu2
 
Ikotsu3
 
■平和行進と普天間
Heiwakoshin
 
Futenma1
 
Futenma2
 
■摩文仁
Mabuni1
 
Mabuni2
 
 滞在中、琉球新報も沖縄タイムスも、一面は橋下徹の暴言問題だった。
 米兵の犯罪をなくすために、沖縄の女性をあてがえと言っているのと同じである。しかし、本土の新聞では扱いがきわめて小さい。この差はいったいなんなのか。まるで、沖縄は別の国のようだ。
 平和行進のゴール地点、宜野湾コンベンションセンターでは、豪雨の中3500人が集まった。橋下と面談するという元従軍慰安婦の韓国人女性が「橋下は自分の娘を慰安婦に差し出せるのか!」と怒りを込める。
 沖縄独立論は「居酒屋独立論」と揶揄できないほどに盛り上がるだろう。
 
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一票の格差とは

2012年12月06日 | インポート
 今度の選挙は、違憲状態とされる「一票の格差」が是正されないまま行われる。
 この「一票の格差」は、「小選挙区制」の弊害の一つで、「中選挙区制」の時にはほとんど問題にされなかった。
 過去に何度か「小選挙区制」で行われた選挙はあったが、1928年から1993年の衆議院選挙までは「中選挙区制」だった。
 というようなことを、今中学校の公民で教わっている長男に話したが、そもそも「小選挙区制」と「中選挙区制」の違いがわかっていない。聞けば、高校生でもわかっていない人が多いらしい。
 だから、次のようなことから説明していかなければならないのだ。
 今日の記事は、中高生向けだ。
 
 「小選挙区制」とは、選挙区を細かくわけて、一つの地域で一人の国会議員を選出する選挙の方式だ。
 「中選挙区制」とは、もう少し広い選挙区で、一つの区域で二人以上の国会議員を選出する方式で、その地域に住む有権者の数で当選する国会議員の数が決められる。
 
 それぞれのメリットとデメリットについて説明しよう。
 「小選挙区制」は「中選挙区制」に比べて範囲が狭いので、選挙運動の労力と選挙費用を節約することができる。一人しか当選できないので、対立候補に投票することで嫌いな候補を落選させやすい。前回の選挙で民主党が政権交代を実現させたように、二大政党間で一気に政権が変わることが起きる。
 最大の欠点は、二番手三番手の政党が、国会議員を送りにくいことだ。「中選挙区」なら、二番目や三番目で当選できたのが、トップの一人しか当選できないので、国民の多数に支持される政党がますます議員の数を増やすことになる。
 実際に、共産党や社会党(現・民社党)は、選挙制度が変更されてから、国会議員の数が極端に減ってしまった。
 現在の選挙制度では、そうした弊害をフォローするために、「比例代表」という選出方法が行われていて、これは個人ではなく、支持する政党に投票する。その得票数に応じて、あらかじめ登録された選挙名簿の上から順番に当選者が決まる。
 しかし、「比例代表」で選ばれる国会議員の数は、定数全体の三分の一程度なので、小さな政党にとっては、かろうじてゼロににならない程度しか当選者が出せない。
 ちなみに、共産党は9人の衆議院議員がいたけれど、すべて「比例代表」で選出された議員だ。かつては、30人以上の衆議院議員を当選させたこともあった。
 つまり「小選挙区制」はマイノリティーの意見がくみ上げられないので、決して民主的な制度とは言えないのだ。

 
 そこで、「一票の格差」の話になる。
 ここで言う「格差」とは、一票の価値の大きさだ。有権者の数が多いほど、候補者は当選するのにたくさん得票しなければないから、一票あたりの価値がそれだけ低くなる。
 千葉4区は有権者の数が49万7601人で最も多く、高知3区は20万4930人で最も少ない。その差は2.43倍で、千葉4区の有権者の一票の価値は高知3区の半分以下、ということになる。これは憲法第14条に規定された「法の下の平等」に反することになり、昨年3月には最高裁で「違憲状態」であると判断された。
 
「中選挙区制」でも格差はあった。しかし、有権者の多い選挙区と少ない選挙区で、当選者の数を調整することである程度是正できていたからあまり問題にならなかった。
 ところが、当選者が一人と決められている「小選挙区」ではそれが出来ない。選挙区の区割りを変更するには法律を改正するしかないからだ。その法案が今度の選挙の直前に成立したのだけれど、作業が間に合わず、手がつけられないまま選挙が始まってしまったというわけだ。
 
 なので、大きな政党に有利な「小選挙区制」は、いろいろな意味で民主的とは言い難い要素を含んでいる。もう一度中選挙区制に戻して、マイノリティの意見が取り上げられるような国会にするべきだと思う。

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莫言氏、ノーベル文学賞受賞

2012年10月12日 | インポート
Bakugen

 今年のノーベル文学賞は、中国の作家、莫言氏が受賞した。日本のメディアが大本命と報道していた村上春樹氏は、またも受賞を逃した。日本では映画化もされた『赤い高粱』をはじめ、多数翻訳されているものの、ほとんどが版元品切れか絶版になっている。おそらく、急遽増刷復刊されると思うが。
 残念なことに、これまで1冊も読んでいない。今回の候補の上位に挙がっていると知って、読んでみようと思いつつパスしてしまった。だから、その作風については何ともコメントのしようがない。
 
 それにしても、「村上春樹ノーベル賞」というマスコミのはしゃぎようは何だったのか。聞けば、新聞はすでに著名人から祝辞を集めていて特集版を準備していたと言う。村上春樹氏の出身校をはじめ、各所に記者会見場を準備し、取材陣を配置したりもしていた。それがすべて無駄になった。盛り上がれば盛り上がるほど、村上氏の受賞は一緒にノミネートされていたウンベルト・エーコやミラン・クンデラと比較して、かなり厳しいと、僕は思っていた。
 実は、自分としてはミラン・クンデラあたりではないかと予測していたが、それも外れた。
 国家政権転覆扇動罪で懲役11年の判決を受けた民主活動家、劉暁波氏にノーベル平和賞を授与して以来、ノルウェーと中国の関係がぎくしゃくしていて、それを改善しようという思惑もなきにしもあらずか。ただし、文学賞の選定はスウェーデンのアカデミーだが。
 
 なぜ僕が村上春樹氏の受賞は微妙と思ったかと言えば、他の候補者と比較してノーベル文学賞の選定基準からちょっと外れていると思ったからだ。
 断っておくが、自分は村上春樹ファンである。だから、偏見を持って外したわけではない。そして、ノーベル賞に値しないと思っているわけでもなく、他に目立った候補がいなければ当然受賞していておかしくない。ただ今回に関する限り、他の候補に比べてもう一つインパクトが弱いと感じたのだ。
 それは、莫言氏への受賞理由に現れている。
 「幻覚を伴ったリアリズムによって、民話、歴史、現代を融合させた」
 「西欧かぶれをしていないユニークな作家」
 特に前者は重要だと思う。過去にノーベル文学賞を受賞した日本人作家、川端康成も大江健三郎もこれに当てはまる。村上春樹はどうかと言えば、おしゃれでスマートな作風で、若者を中心に多大な人気があり、出版すればベストセラーは確実という稀代希な作家ではある。しかし、彼なりの日本文化を外国の審査員たちが感じるかは疑問である。
 後者の「西洋かぶれ」も気になる。村上作品の中には欧米の作家やアーチストが結構扱われている。特にディッケンズは複数の作品に登場していたと記憶する。日本人であれば、気にする必要もないのだが、その文体と相まって、彼独特のバタ臭さは否めない。
 それらを総合すると、莫言氏については何とも言えないが、たとえばエーコは、中世ヨーロッパを精細に研究した『薔薇の名前』や『フーコーの振り子』がある。クンデラはチェコスロバキア共産主義政権に抵抗した作家として知られ、「プラハの春」では改革を指示し、作品が発禁になるなど、当時の政府から創作活動することを妨害された経験を持つ。不遇な環境の中で一貫して表現の自由を求めるなど、社会性の高い作品を発表している。「プラハの春」を題材にした恋愛小説『存在の耐えられない軽さ』はベストセラーになった。
 
 ヨーロッパの審査員たちから観て、莫言氏の作品は、中国独自の文化と文学界に風穴を空けるような何かを感じたのだろう。

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ひまわり博士を探せ!

2012年07月18日 | インポート
 7月16日の「さようなら原発10万人集会」の朝日新聞デジタルに掲載された写真に、「ひまわり博士」が写っていた。
 ヘリからの空撮でしかも解像度が低く見分けにくいけれども、それでも身近な人たちはすぐに見つけた。
 ヒントはつばのあまり広くない麦わら帽子、黄色いTシャツ(これは会場で入手したオフィシャルTシャツ)、目を凝らせばとトレードマークのヒゲも見える。
 もう一つヒントを加えると、画面を縦横4等分した右下の範囲。
 
Himawarihakase_wo_sagase
 
 最初の正解者1名に記念品贈呈。

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第19回東京国際ブックフェア

2012年07月07日 | インポート
Bookfair2
 
 今年もブックフェアが開催される時期になった。案内が来たのは4月頃で、まだ先のことと思っていたら、3カ月などあっという間であった。時の経つのが早すぎる。
 
 天気が悪かったせいか受付は人がまばらで、例年人だかりと入場者の長い列ができているのだが、今年はすんなり入場できた。
 なぜか今回は、VIP招待券が送られて来ていた。普通、出展企業の商談に場所を提供するためなのだが、なぜ自分がVIPなのか理由がわからない。まあ、いただくものはいただいておく。そのおかげで、ドリンク付のテーブルで購入した本を広げながら、ゆっくりくつろぐことができた。
 
Bookfair1
 
 入口はガラガラだったのに、会場内は大混雑だった。いったいどういうことなのか。
 河出書房の前に、「さよならもんじゅ君」の着ぐるみがいて、携帯カメラの林に埋もれていた。
 自然エネルギーの象徴みたいになっているのだけれど、「もんじゅ」でいいのかなあ。人だかりができるほどの人気というのもわからない。
 
Bookfair3
 
 今回購入したのは、この2冊の他に岩波ブックレットを数冊。ほんとうはもっと買いたいものがあったのだけれど、人込みのせいで断念した。
 買いたい本の中に筑摩書房のものが何冊かあったのだが、今年は出展していなかったようで残念。
 
 白川静の『字統』(平凡社)は漢字字典の一種で、漢字の成り立ちとともに、文字そのものの詳細な意味に加え、使用例などが出ている。以前から欲しかったのだけれど高価で手が出なかった。普及版が出て3分の1ほどの値段(それでも高い)になったことと、漢字を用いた仕事をする必要があって、この際思いきって買うことにしたのだ。
 
 安住恭子『「草枕」の那美と辛亥革命』(白水社)は新聞に書評が出ていて興味を持った。「草枕」のヒロインのモデルとされている前田卓(つな)の生涯を描いた評伝である。
 自由民権の闘士を父に持ち、妹の夫は宮崎滔天だという。当時中国からは、多くの革命家たちが日本に亡命して来ていて、彼等との交流も少なからずあったという。そうした背景のもとに、夏目漱石と出会い、漱石は彼女をモデルに「草枕」を書いた。
 
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講座 放射能からいのちを守りたい

2012年03月25日 | インポート
【転送・転載歓迎】

連続講座第3回

「放射能からいのちを守りたい」


   =3月31日(土)=
 
 
放射線の人体に与える影響、

内部被曝について学ぼう


講師:松井英介 医師
岐阜環境医学研究所所長、元岐阜大学医学部で放射線医学を担当、日本呼吸器学会呼吸器専門医。早くから放射線による内部被曝の人体への影響についてその危険性を社会に訴えてきた第一人者。著書:『国際法違反の新型核兵器「劣化ウラン弾」の人体への影響』(2003耕文社)『見えない恐怖』
 
 
福島現地からの報告

報告:椎名千恵子さん
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
 
◆日 時:3月31日(土)午後2時半開会(1時半開場)
◆会 場:杉並産業商工会館 第1・2 集会室(地下)
◆資料代:500円(高校生まで無料)
◆主 催:杉並・市民講座 杉並区成田東4-34-15
     昭電社ビル102
     けしば誠一 090-5497-4222 
     新城せつこ 090-1500-9886


「脱原発世界会議 2012」

2012年01月07日 | インポート
Sekaikaigi

脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA

★前売りチケット完売間近!

 世界の叡智をあつめ「原発のない世界」を実現するための具体的な行動を生み出す集会。
 コンセプトは、「インタラクティブ(双方向コミュニケーション)」。
 総勢1万人の大集会(各種分科会/シンポ/イベント/展示/活動交流の場)に是非ご参加ください。
 なお、会議の模様はインターネットを通して世界に発信されます。当日、会場にお越しになれない方も、ぜひご視聴ください。
 公式サイト:http://npfree.jp/

■日時:2012年1月14・15日(土・日)
■場所:パシフィコ横浜
    〒220a-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
 
■チケット:脱原発世界会議オフィシャルWEBショップ
     「脱原本舗」
      http://npfree.jp/ticket.html
      ローソン・チケットでも販売しています。
       *ローソンの場合手数料がかかります。
■内容:プログラム詳細
     http://npfree.jp/program.html
    参加ゲスト一覧
     http://npfree.jp/program/guest-lisg.html
    詳細(イベント)
     http://npfree.jp/program/soes-event.html
      (ブース)
      http://npfree.jp/program/soes.html

■実行委員:ピースボート、
      環境エネルギー政策研究所(ISEP)、
      グリーン・アクション、
      原子力資料情報室、
      FoE Japan、
      グリーンピース・ジャパン

<連絡先>
「脱原発世界会議」事務局 ピースボート内 
Tel:03-3363-7561 Fax:03-3363-7562
office@npfree.jp

★当日発売決定!
 世界会議公式ガイドブック
 『原発のない世界のつくりかた』

 脱原発世界会議実行委員会[編]、A5判/並製/1050円(税込み)
 (世界会議会場では、税込み1000円の特別定価で販売します)


「けーし風」72号読者の集い

2011年10月31日 | インポート
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 29日土曜日に行なわれた「『けーし風』72号読者の集い」は上江田千代さんをお迎えしてお話を伺った。
 上江田さんは杉並区在住で、ひめゆり学徒本隊の一年後輩に当たるが、沖縄師範学校予科一年の15歳で、沖縄守備軍の協力を要請された。一か月後米軍に保護されるまで重傷丙の看護に当たるなど、ひめゆり本隊と同等の体験をしている。
 現在、「東京の高校生平和の集い」の世話人をつとめるなど、若い世代に戦争体験を語り継ぐため、全国の学校に招かれて講演活動を行っている。
 
 今回、できれば多くの高校生に参加してほしかったのだが、ちょうど文化祭シーズンでもあり、また、会場が狭いことを考慮して広報を控えめにしたことが裏目に出て、参加者の数が予想をかなり下回ってしまった。
 
 上江田さんのお話は何度か聞いているが、何度聞いてもその生きた体験談には説得力がある。それは、高齢にもかかわらず、発声がしっかりしていて言葉が明瞭だからだ。
 
 上の写真は、父親の着物を直して作業着にしたもので、三か月間これを着たまま洗濯はできなかったという。
 病院壕の中で白衣は目立って標的になるために着ることができず、このように暗い色のものが作業着だった。
 テレビや映画で、沖縄戦の病院壕のシーンに白衣が出てくるのはまったくの間違いだと語る。
 これを着て、死んだ兵隊や切断した手足を爆撃であいた穴の中に捨てにいったそうである。
 
 6月に解散命令が出て家族とともに壕に潜んでいた時、父親が日本兵に殺害された。意図的に殺害したのではなく、敵と見間違われて誤射されたのではないかという。なぜなら、撃ったに兵隊があわてて逃げていったからだそうである。もし意図的に殺害したのなら、家族全員を撃ったであろうと。
 
 「日本兵と米兵では打ち方が違うのでわかるんです。日本兵の鉄砲は一発ずつで、米兵は何発も続けて撃ってきます。父は一発で即死したので、日本兵だと思いました」
 
 たしかに米軍は機銃で連射するが、日本兵は三八式歩兵銃だから弾丸を一発ずつこめて撃つ。
 
Kamieda2
 
 戦後、1946年1月、糸満高校が開設されて復学するが物資がなく、上の写真は上江田さんがつくった校章。軍服の生地に靴ひもを解いた茶色の糸でI.H.S.(糸満ハイスクール)の文字を刺繍した。
 
 上江田さんが軍に編入された当時と同年輩の現代の高校生とは、ジェネレーションギャップが激しい。軍国主義教育による洗脳、国の方針には一切従わなければならないなど、民主主義や人道主義不在の時代がどうしても納得できないのだ。実は、彼ら彼女たちの親もすでに戦後世代である。それどころか団塊の世代以降ですらあって、民主主義にズッポリと使って生きてきたものだから、封建的な時代など想像すらできない。
 
 上江田さんのように直接証言を聞かせてくれる戦争体験者はごく限られてしまった。できれば映像で残しておきたいものなのだが。
 
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『南京!南京!』を観る

2011年08月22日 | インポート
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『南京!南京!』
陸川 監督
史実を守る映画祭実行委員会 主宰
 
 なかのZEROで『南京!南京!』を観た。
 中野駅から会場までの沿道に、警察官が点々と立って警備をしていた。以前のように機動隊の車がずらりと並ぶというようなことはなかったが、念のためということなのだろう。しかし、右翼の街宣車はまったく見当たらない。
 なまじ街宣活動などをしたらかえって宣伝になると、右翼も騒ぐのを控えているようだ。
 
 この映画、以前友人から中国版のDVDを借りて観ようと思ったのだが、うまく再生できずにあきらめた記憶がある。
 日本版のDVDが発売されることを期待したい。
 
 南京事件についての概略は以前この映画の予告で書いたので省略する。
 リンク→『南京!南京!』日本初公開
 
 2009年に日本で公開されるはずであったこの映画は、一度は交渉成立に至った日本の配給会社が、右翼からの妨害行動を怖れて上映を中止したため、これまで公開されていなかった。その後、「史実を守る映画祭実行委員会」があらためて交渉し、今回の上映に至ったのである。
 
 中国映画は最近技術の向上が目覚ましくて、メジャーな作品では目を見張るような作品が少なくない。しかし、ゲリラ的な部類にはいる作品には、いささか見劣りするものが多かった。だが、「期待(?)に反して」映像的にはたいへんよくできている。モノクロ作品だが美しい映画だ。
 
Nanjing02
 
 登場する中国の女優さんたちは無名だが(僕が知らないだけなのかもしれないが)それぞれ美形である。こんな美形な女性たちが、粗暴な日本軍人の毒牙にかかるとは、何とも耐えられない。(美形でなければかまわない、という意味ではないので誤解なきよう)
 
 登場する日本兵はほとんどがこれまでの南京を描いた映画と同様粗暴で悪辣だが、主役クラスの若い日本兵(中泉英雄)は友軍の行為に疑問を持ってると感じさせる。日本人の従軍慰安婦に恋心を抱いたり、中国人が処刑されるシーンでは表情を曇らせたりする。
 しかしそういった表現は、中国では日本に肩入れしていると批判されたようだ。しかし、この映画の目的が中国人の反日感情を鼓舞することではなく、「史実」を伝えることにあるならば、実際、日本軍の行為に批判的な日本軍人もいたわけで、これは正しい表現である。
 なによりも、学校でも詳しく学ぶことのない「南京事件」を初めて知った日本人にとっては、陸川監督のこの映画が、受け入れられる限界だろう。これまでの「南京」ものは、これでもかというくらい残虐性を誇張して、拳を振り上げすぎるきらいがあった。
 それでも、目を疑うようなシーンは各所に見受けられる。
 
Nanjing01
 
 このシーンはマネキン人形を運んでいるのではない。死亡した従軍慰安婦をまるで粗大ゴミのように捨てにいくシーンだ。
 従軍慰安婦は、多い日には数十人の兵隊を相手にするという。そのために、行為の最中に命を落とすことが少なくないという。裸のままなのはそのためである。
 
 揚子江の川岸に捕虜や住民を何千何万と集め、一斉射撃で殺害するシーンもある。これは史実通りである。これよりももっと残虐な行為に、大きな穴に集めて一斉射撃で殺害した上、石油をかけて焼き殺したという記録があるが、そういったシーンは描かれていない。
 街中のシーンでは路上の各所に死体が転がっているが、残虐すぎる死体の姿はあまり見せていない。もしかするとそのあたりも、中国では生温いとされる所以かもしれない。
 それでも、「安全区」を襲う日本軍の理不尽さや、窓から子どもを投げ落とす残虐行為は日本人の目には辛い。
 
 うまくできていると思える個所が多い反面、もう少し何とかならなかったのかという個所も少なからずある。
 
Nanjing03
 
 これは祭りのシーンということなのだが、なんだかよく分からない。日本の兵隊たちが列を作って妙な振りで踊りながら行進する。
 いったいどこのどんな祭りなのか、もし知っている人がいたら教えてほしい。
 どのシーンでも、歩兵銃に着剣したままというのはどうなのか。重いし危険だ。
 日本人俳優がキャストに含まれてはいるものの、年齢からいって陸川監督に意見を言える立場ではなかったろう。中国人にとって、「こう見えていた」ということで納得したいのだが、それにしても……。
 中国映画に限らず、だいたい外国映画に描かれる「日本」はヘンである。
 中国映画ではないが、日本の結婚式のシーンで、神社の鳥居の下に畳状のものを重ね、その上で牧師が誓いを求め、参列者の中には着物に下駄履きで蛇の目をさしているのがいた。外国人の目にはそう見えているのだろうけれど、笑うに笑えない。
 
 話を戻そう。
 
 もう一つ注文を付けるならば、「南京事件」や「近代史」についての基礎知識のない人には理解し難い個所が少なからずあった。ジョン・ラーベやミニー・ヴォートリンといった「南京事件」ではおなじみの外国人が登場するが、彼らがどういう立場で何故南京にいたのかがほとんど説明されていない。
 当時南京は中華民国の首都で、世界中から多数の外交官や記者などが駐留していて、ジョン・ラーベはナチス・ドイツの商社員、ミニー・ヴォートリンはアメリカのキリスト教伝道師である。
 
 また、シーンからシーンのつなぎが説明不足で、できごとの羅列のようになってしまっているのは否めない。
 たとえば、ジョン・ラーベが帰国する際、彼と共に脱出できる権利を他人に譲った男性が、次のシーンでいきなり処刑されたりするが、まるで中抜けしてしまったような違和感を覚える。
 捕虜は処刑することを前提とした日本軍のあり方を、あらかじめ説明しておかないと、すべてにおいて処刑のシーンが唐突になる。
 中国人にしてみれば常識でも、外国人には理解できない点が多々あるので、世界レベルでの上映を想定するのであれば、そのあたりの配慮が欲しかった。

 ◆日本軍は何故、国際法に反して捕虜を処刑したのか
 1933年7月7日の盧溝橋事件を発端に本格化した日中戦争で、日本軍は戦場を拡大し、住民から物資を略奪しながら南下していった。
 戦線の拡大は関東軍を中心とする日本帝国陸軍の強行であって、本国からの補給はほとんど追いつかない状態であった。
 大本営からも、「物資は現地調達」という指令を受けており、兵たちはこれが犯罪行為であるという意識はなかった。その流れの中で、兵たちは戦争ならば何をやっても許されると思い込み、略奪、強奪、暴行を繰り返した。将校たちはそれをとどめるどころか奨励したのである。
 12月13日に南京を攻略した時には、兵士たちは心身共に疲弊しきっていて、精神状態は荒みの極みを見せていた。
 まず第一に、南京での一般住民に対する略奪や暴行は、こうした状況の中で起きた。
 さらに、膨大な人数の中国人を捕虜として(中には兵士でないものも多数含まれていたが)捕らえはしたが、国際法に従って収容所に収容し、必要な食事や日用品を与えることを、日本軍は惜しんだ。というよりも、日本軍にその余裕がなかった。
 したがって、捕らえては殺すを繰り返した結果が南京大虐殺である。
 
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又野亜希子『ちいさなおばけちゃんとくるまいすのななちゃん』

2011年05月14日 | インポート
Obake
 
『ちいさなおばけちゃんとくるまいすのななちゃん』
又野亜希子 著
はっとりみどり 造形
あけび書房 刊
(★右の「おすすめ本」の写真クリックでamazonへ)

 かっちゃんという、車いすダンサーの友人がいる。
 初めて会ったのは、カミさんがときどき参加していたフリーダンスのサークルだった。当時まだ代々木公園でパフォーマンスが行われていたとき、カミさんに付き合わされて見に行ったのが最初である。
 それから、何かにつけ、さまざまな場所で会うようになった。
 驚いたのは、まわりの誰もが、よく介護する人などが行う気遣いを、かっちゃんに対して行わないことである。
 こんなことを言ったら傷つくのではないか、こんなことをやったら嫌がるのではないかと思うようなことを、普通にやる。
 つまり、車いすをからかうし、一緒に車いすで遊んだりするのだ。
 かっちゃんも、それがとっても楽しいらしい。
 「さっさと来いよ、遅せえなあ」
 「しょうがねえだろ、車いすなんだから」
 「車いすだって早いやつはいるぞ」
 「ジェットエンジンつけたろか」
 「暴走車いす! ハハハハッ」
 車いすの人とあまり付き合ったことがなかった当時、そんな会話を聞いて、心配になったりもした。

 それでも、車から乗り降りする時は皆で「ワッショイ!」と担ぎ上げる。
 スロープのない階段は、皆で持ち上げる。
 こんなこともあった。
 駅の階段を上がりかけたとき。
 「あ、あっちにエレベーターあったぜ」
 「いいよ、運動になるし」
 そして半分ほど上がったとき、仲間の一人がらくちんそうに担がれているかっちゃんに言った
 「お前も、乗ってないで手伝え」
 大笑いになる。

 彼は今、日本だけでなく、海外でもプロのダンサーに混じって踊っている。
 生まれつきの障がいを持つ車いすの彼がそこまでできるには、周りの人々の理解とサポートが欠かせないことは事実だ。しかし、彼の親しい友人たちは、彼をサポートすることを楽しんでいるし、彼自身、皆からサポートされることを楽しんでいて、遠慮はしない。
 この話は、この本の内容と直接関係ないし、情況も違うから比較はできないかもしれない。
 しかし、なぜ彼と仲間たちがうまくやっていけるのか。それは周りの人々の理解もさることながら、それ以上に、彼自身の仲間をつくりたいという強い気持ちが働いたからにほかならない。これは、紹介するこの絵本のテーマでもある。
 
 障がいを持つと、どんなにこれまで積極的だった人も引っ込み思案になってしまうという話はよく聞く。かっちゃんのように生まれつきでなく、後年車いすになったりすれば、なおさらのことだろう。
 
 『ちいさなおばけちゃん と くるまいすのななちゃん』というこの本の著者、又野亜希子さんは、保育士をしていた保育園に出勤する途中。交通事故に遭った。
 数回に大手術で一命は取り留めたが、頸椎損傷で胸から下が完全に麻痺した。
 絶望の日々とつらいリハビリを越えて、妊娠・出産を決意する 。
 彼女は今、子育ての傍ら、「命の大切さ」「障がい者として生きること」をテーマに、執筆と講演活動で活躍中である。
 この本は、車いすだからこそ出来る特別なことを教えてくれて、そして、怖がらずに自分から友達の輪の中に入っていくための勇気を与えてくれる。
 この本に登場する「ちいさなおばけちゃん」は、「くるまいすのななちゃん」に、だれかの援助を待つのではなく、自分から友達を作るように、背中を押してくれるのだ。
 つまり、卑屈になったり甘えたりするのではなく、障がいを持った人が、だからこそできること、だからこそ見えてくることをしっかり自分自身で認め、自ら働きかけることでまわりも変化することを教えているのである。
 
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バカッ!

2011年05月07日 | インポート
Kanoh
 
 「むしろ低線量は体にいい、と言うことすら世の中では言えない。これだけでも申し上げたくて取材に応じた」
 「東電をつぶせと言う意見があるが、株主の資産が減ってしまう」
 「地元の強い要望で原発ができ、地域の雇用や所得が上がったのも事実だ」
 
 5月5日付「朝日新聞」のインタビュー記事である。答えているのは東電顧問で元参議院議員の加納時男。
 この物言いって、どこかで聞いたなあ。
 そうだ、朝鮮半島や中国台湾の侵略を正当化する右翼の論理だ。
 「我々が進行したから満州も朝鮮も他国の侵略から救われ経済発展した」なんて言ってたのと同じだ。
 
 「バカ~~~~~~!」と一千回言っても足りないくらいの大馬鹿者だこいつ。
 御用学者とばかり付き合っているから、とんでもないウソを吹き込まれる。バカッ!
 「低線量の放射能は『むしろ健康にいい』と主張する科学者」ってだれだ?
 低線量だって、もし子どもが被ばくし続ければ甲状腺に蓄積されて白血病の危険にさらされることは、今や常識だ。バカッ!
 自分の孫を、低線量の放射線に連続してさらせるか?バカッ!
 あんた、金儲けしたい御用学者からヨイショされたの気がつかなかったのかね、バカッ!
 いくら資産があったって、墓場にカネは持っていかれないんだよ。どうやらこのご仁、命よりカネのほうが大事らしい。バカッ!
 過疎の町や村を札束でひっぱたいて、なにが「強い要望」だ。バカッ!
 こういう自分に都合のいいようにしか考えない人間が戦争を起こす。バカッ!
 
 こんな馬鹿が参議院議員だったって? 誰が投票したんだ。
 まあ、東京だって石原慎太郎を当選させるんだから、有権者も「バカッ!」ばっかりだけど。
 
 今日のニュースで、菅総理が浜岡原発停止を申し入れ、静岡県知事が受け入れた。
 
 評価したい。
 
 それについて、原発推進派から猛反撃があったらしい。
 カミさんがTBSの「ニュース23」とフジテレビのニュースを見比べて、その論調の極端な違いにあきれていた。
 もちろんフジテレビは原発推進派だ。
 
 しかし、国民のどれだけが、浜岡原発が世界一危険な原発であることを知っているのだろうか。
 ちょっと不安になる。
 
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三冠!

2011年04月25日 | インポート
 24日は統一地方選挙の後半戦投票日だった。
 杉並区では区議会議員選挙が行われた。定数48名のところ72名が立候補。
 支援しているけしば・新城両候補のうち、けしばは固いがが新城は当落線上という事前予想があったが、結果は揃って上位当選。
 なんと新城は10位当選、けしばも12位当選だった。
 
 B
 
 新城は3月11日の大震災で、原発から生活を守ることをテーマに街宣し、それが区民の期待を育んだようである。
 元々杉並区は反核・反原発の区だったが、最近は外部からの流入者の影響か、やや右傾化しているのが気になっていた。
 しかし、福島原発事故で、杉並区民の反核・反原発精神が一気に目覚めたようだ。
 ちなみに、共産党も候補者6名が全員当選だった。
 
 この日は中学卒業50周年の同期会で、震災の影響でどうなることかと思っていたが、それでも40名が参加。
 当時担任だった先生は80過ぎで、ご健在の3名が参加された。
 
 2次会が終わり、いい気分でふらふらと南阿佐ヶ谷の駅に向かう途中、けしば・新城支援者の一人、出版業界紙の編集長であるM氏とばったり会い、そのまま選挙事務所に向かう。
 すでに10時半近くだったが、挨拶だけでもと思っていると、ちょうど速報が入り、75パーセント開票で新城は1700票。当落線は2200票ぐらいだから、微妙であった。
 けしばはすでに2000票を越えており、恐らく大丈夫。
 一瞬、新城の表情が曇る。
 
 ところが、直後にさらに速報が入り、「1800上乗せです」という。一瞬耳を疑った。
 「それって、1700に1800上乗せするってこと? じゃあ3000越えてるってことなの」
 即座に信じられないことだが、速報発表時に、新城の地盤の票がカウントされていなかったことが原因だ。
 
 結果は新城3477、けしば3210。
 票数ではけしば・新城の立場が逆転したが、二人とも見事に3千アップの圧勝だった。
 
 それからしばらくして、やはり仲間で世田谷区長に立候補している保坂展人に当確が打たれて、選挙事務所はお祭り騒ぎになった。
 
Hosaka
 
 同期会が大成功で楽しかった上に、選挙は三人とも当選して、みんなでわいわいやっていると、次々に支援者が訪れ、さらに盛り上がり、気がつけば終電が危ない。
 地下鉄はもうないのでJR阿佐ヶ谷駅に急ぎ、どうにか一駅分歩かずに帰れた。
 しかし気づいたら、Mさんからもらった書評掲載紙と同期会でせしめた焼酎を入れた手提げ袋を、選挙事務所に置き忘れてしまった。
 
 二日酔いで調子のでない午前中、忘れ物をとりに阿佐ヶ谷まで自転車で走ったおかげで酔いが醒めた。
 しかし、1年を通じてもめったにないいい日だった。
 
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広瀬隆『破局は避けられるか』全文掲載

2011年03月16日 | インポート
破局は避けられるか

福島原発事故の真相          
                     広瀬 隆

 2011年3月11日、東北地方三陸沖地震が起こって、福島第一原発1号機で格納容器内
の圧力が異常に上昇し、そのあと建屋が爆発。続いて3号機も同じく爆発。さらに2号機は、格納容器内にあるサプレッションプール(圧力抑制室)が破損した。破損が進めば絶望的な破局に向かう。これと並行して、日本人の頭の上に大量の放射能放出を始めた。一体、何が起こったのか。

◆「想定外」の言葉を濫用する電力会社とマスメディアの異常
 津波そのものによる天災は、避けることができない。これは日本人の宿命である。
しかし福島原発で起こったこの悲惨な事故は人災である。それを起こした責任者は、電力会社だけではなく、これまで何もこの事態を警告をしなかったテレビと、テレビに出てデタラメを解説している専門家と呼ばれる大学教授たちである。
 2011年3月11日14時46分頃、北緯38.0度、東経142.9度の三陸沖、牡鹿半島東南東130km付近、震源深さ24kmで、マグニチュード9.0の巨大地震が発生した。マグニチュードが当初8.4→次に8.8→最後に9.0に修正されてきたことが、疑わしい。原発事故が進んだために、「史上最大の地震」にしなければならない人間たちが数値を引き上げたのだと思う。これは四川大地震の時に中国政府がとった態度と同じである。
 地震による揺れは、宮城県栗原市築館(つきだて)で2933ガルを観測し、重力加速度の3倍である。しかし2008年の岩手・宮城内陸地震では、マグニチュード7.2で、岩手県一関市内の観測地点で上下動3866ガルを記録している。今回より大きい。
 NHKなどは「1000年に1度の巨大地震」と強調するが、この東北地方三陸沖地震の実害と、原発震災を起こした原因は、津波であった。では、津波の脅威は、誰にも予測できなかったものなのか。日本の沿岸地震では、ほんの100年前ほどの1896年(明治29年)の明治三陸地震津波で、岩手県沿岸の綾里(りょうり)では8.2m、吉浜(よしはま)24.4m、田老(たろう)14.6mの津波高さが記録されている。「想定外」の言葉を安っぽく濫用するなとマスメディアに言いたい。被害が出たあとに、被害を解析してくれても困る。事故後に、「想定できなかった」ということは、専門家ではない、ということだ。すべて私のごとき人間に想定でき、昨年8月に発刊した『原子炉時限爆弾~大地震におびえる日本列島』(ダイヤモンド社)に書いたことばかりが起こったのである。
電力会社が「故意に想定しなかった」だけであり、想定しなかったその責任は、被曝者に対してきわめて重大である。

◆冷温停止に至っているのは原子炉11基のうち3基だけ
 昨年のことから理解しておくべきである。昨年3月25日に、1971年3月26日に運転を開始した福島第一原発1号機について、東京電力は、この原発が40年を迎えるというのに、超老朽化原発の運転続行という暴挙を発表し、60年運転も可能だと暴言を吐いて、原子力安全・保安院がそれを認めた。これは福井県の敦賀原発・美浜原発に続く、きわめて危険な判断であった。さらに昨年10月26日、営業運転開始から34年が経過した老朽化原発・福島第一原発3号機でプルトニウム燃料を使った危険なプルサーマル営業運転に入った。
 地震発生時の運転状況は、○福島第一1・2・3号機は運転中→スクラム(緊急自動停止)4・5・6号機は定検停止中○福島第二1・2・3・4号機はすべて運転中→スクラム。
 制御棒が挿入され、核分裂反応は、全機が停止した。しかし……
 地震発生後、原発は「止める」「冷やす」「閉じ込める」機能があるので大丈夫だと宣伝してきたが、ほかの原発も含めて、自動停止した11基の原子炉のうち、原子炉内の温度が100℃以下で、圧力も大気圧に近い状態で安定した「冷温停止」に至っているのは、地震4日目の14日現在、福島第二原発3号機と女川原発1・3号機の3基だけであり、残り8基が迷走運転中である。

◆炉心溶融(メルトダウン)は2800℃どころか、わずか600℃で起こる
 電気出力100万kW原子炉では、熱出力がその3倍の330万kWある。この原子炉では、原子炉自動停止しても、その後に核分裂生成物が出し続ける崩壊熱は、1日後にも、1万5560kWもある。またその発熱量がどれほど小さくなっても、永遠に熱を出し続けるので、燃料棒が原子炉にある限り、それを除去し続けなければならない。なぜなら、原子炉という閉じ込められた容器内では、熱がどんどんたまってゆくからである。
 それを除去できなければ、水は100℃で沸騰するから、水がなくなり、燃料棒がむき出しになる。そうなれば、超危険な放射性物質が溶け出し、燃料棒の集合体が溶け落ちる。それが炉心熔融であり、メルトダウンと呼ばれる。燃料棒の集合体が次々に溶け落ちると、炉の底にたまって、ますます高温になり、灼熱状態になる。やがて原子炉圧力容器の鋼鉄を溶かし、お釜の底が抜けると、すべての放射性物質が、外に出て行く。これが「チャイナ・シンドローム」と呼ばれる現象である。
 一方、燃料棒被覆管のジルコニウムが水と反応して酸化されるので、水素ガスを発生する。水素ガスの爆発限界は、最小値が4.2%であるから、この濃度になれば爆発する。
 原子炉の正常な運転条件は、福島原発のような沸騰水型では、280~290℃、70気圧である。従来は燃料棒の過熱温度が2800℃で炉心溶融が起こるとされていたが、スリーマイル島原発事故などの解析によって、実際には600℃で起こることが明らかになった(2009年7月6日~7日にNHK・BS1で放映されたフランス製ドキュメント「核の警鐘~問われる原発の安全性」)。NHKなどは、御用学者を動員して「史上空前のマグニチュード9.0」を強調しているが、建物の崩壊状況を見て分る通り、実際の揺れは、兵庫県南部地震(阪神大震災)のほうがはるかに強烈だった。この地震被害の原因は、揺れではなく、ほとんどが津波であった。

◆地球の動きがもらたす未曾有の「原発震災」が現実化した
 福島第一原発では、地震から1時間後、15時42分に全交流電源が喪失して、外部からの電気がまったく来なくなった。あとは、所内の電源が動かなければ、何もできない状態である。ところがそこに津波が襲って、15時45分にオイルタンクが流失して、さらに配電盤などの配線系統が水びたしになって、内部はどうにもならなくなった。初めは炉心に水を注入するためのECCS(緊急炉心冷却装置)を作動したが、すぐに注水不能となった。非常用ディーゼル発電機はまったく作動しない。電気回路が大量の水を浴びて、配線系統がどうにもならない。コンピューターも何もかも、電気がなければ何もできない。
 このような所内電源と非常用ディーゼル発電機による電力のすべてが失われた事態に備えて、原子炉隔離時冷却系と呼ばれるECCSの一種がある。これは、炉心の崩壊熱による蒸気を利用してタービンを起動させ、ポンプを駆動して注水する装置である。
しかし、これも制御機能が失われれば、駄目になる。
 そもそも、地震発生当初から、非常用ディーゼル発電機がまったく働かないというのだから、電源車が到着したかどうかに鍵があるのに、その最も重要なことについてさえ、報道されなかった。テレビの報道陣が、いかに原発事故について無知であるかをさらけ出した。
 そして1号機の原子炉内の水位がぐんぐん下がり始めた。非常用復水器と原子炉隔離時冷却系によって、何とか水位の復帰につとめたが、格納容器(ドライウェル)内の圧力が、設計上の使用最高圧力4気圧をはるかに上回る8気圧に達している可能性が高く、加えて、除熱ができていないので、水位が下がってゆき、4メートルの燃料棒の頭は、1メートル以上が水の上に顔を出した。
 事故の経過を見ると、悲観的にならざるを得ない。もうすでに、事故解析の段階は過ぎたようだ。15日昼頃には、敷地内での放射能が通常の360万倍に達した。テレビでは、コメンテーターも政府もみな、微量、微量と言い続けた。ここまでくれば、みな、おそるべき犯罪者たちである。さらに2号機では、格納容器の破損が起こり、4号機では建屋内の使用済み核燃料のプールが沸騰を始めたという。ここには、原子炉より多くの放射性物質が入っている。作業者が近づけない場所である。福島第一原発の6基のうち、1基がメルトダウンすれば、そこには職員がいられなくなる。すべてを放棄して逃げ出すだろう。あとは連鎖的に事故が起こる。
この発電所には、全部合わせて、事故を起こしたチェルノブイリ原発の10倍を超える放射能があると思われる。あとは、この放射能が無害であると、政府と原子力安全・保安院と電力会社とテレビの御用学者たちは言い続けるはずだ。もし日本の国民が愚かであればそれを信じて、汚染野菜を食べることだろう。明日、すぐには死なないからだ。しかし間違いなく発癌することが分っている。津波の被害でみな、泣きそうな状態になっているというのに、その上に放射能を浴びせるとは、ひどすぎると思わないだろうか。子供たちを守れるのは、事実を知っているあなただけである。
『原子炉時限爆弾』で、私はこう書いた。
 ──「10年後に、日本という国があるのだろうか」と尋ねられれば、「かなり確率の高い話として、日本はないかも知れない」と、悪い予感を覚える。……この先には、まったく報じられない、とてつもなく巨大な暗黒時代が待ち受けているのだ。その正体は、想像したくもないが、人知のおよばない地球の動きがもたらす「原発震災」の恐怖である。──と。
 その通りになってしまったのだとすれば、悔やんでも悔やみきれない。
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転載可

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