フリースクールやすづか学園物語

新潟県にある不登校生の居場所「やすづか学園」での毎日がここに・・・。
すたっふ・ひろたが綴ります♪

職場体験

2018年01月24日 16時35分48秒 | Weblog
キューピットバレイスキー場で職場体験させていただきました。

この画像の宿泊施設(コテージ)のベッドメイクを午前中に行いました。

これがKくんとEさんがした仕事の完成画像
マットレスをシーツで美しく包むのです。
角を三角にピシッと折るのがうまくできると気持ち良し!
隣のベッドと全く同じにできると、さらに気持ち良し!

「腰痛い」「角の三角のやり方が良くわからない」
などとつぶやきながら、自分なりに何とかベッドメイキング
「超キレイ」と出来上がったベッドを見て、自画自賛の声も上がります。

同じことを何度も繰り返すので
集中力を無くす子も・・・
そして、普段学園でヒーターの前でぬくぬくとしているだけの子ども達ですから
すぐに疲れてしまうようで、中には顔つきがとても、しんどそうな子も・・・。

中腰でそして、素早く仕事をすることが求められます。
指導してくれた佐藤さんとペアを組んで
私もベッドメイクさせてもらいましたが、腰が痛い・・・。
佐藤さんもコルセットをつけていました・・・。
そして佐藤さんのスピードの速いこと、速いこと!

昼食は、社員食堂で好きなものを注文させていただきました。
男子は醤油ラーメンと、食べ放題アラカルト
女子はオムライス(私もオムライスでした。)
子ども達は「普通に上手い」と語っていました。


午後は、まず食器洗い。


その後、玉ねぎの皮むき


でした。

帰りのマイクロバスで
「疲れた・・・」
と言葉少なにつぶやく子どもたち・・・。

私も高校時代は、冬休みと春休みはスキー場のホテルでアルバイトしていました。
ベッドメイク、部屋清掃、アメニティセット、レストランの食事の準備、ウエイター、食器洗い・・・。
お土産コーナーの包装紙包みとかも、やったなぁ・・・。
とにかく、体を使う仕事でしたね。
ホテルの仕事は。

でも楽しかったなぁ
関東からやってきた大学生のアルバイトの先輩とか、
大阪から来てた今でいうフリーターの先輩とかと
真面目に一生懸命働いていると、かわいがってもらえるんですよね。
昼休みにゲレンデでスピード勝負したり、負けた方がリフトの上から大声で叫んだり
おバカなことを叫んだ記憶が今蘇りました。
数年前に世話になったホテルのマスターに会った時に
あの頃の仲間の事を聞いたら
工務店で働いているとか、ゴールデンウィークに家族で泊まりに来たよとか
みんなそれぞれ人生しているようで、うれしかったです。

高校時代に自分で稼いだお金でCDラジカセやスキーセットを買いましたが、
一番高かったのは原チャリ(50ccのバイク)ですね。
バイクを買って、バイクでどこにでも出かけることができるようになって
世界がどんどん広がった気がします。
だからお金を稼ぐことは、素敵なことだという思いが私にはあります。
そんなふうに、稼いだお金で人生を素敵にしてほしいですね。

子ども達には、自分の力で生きていける大人になってもらいたいです。
お金を稼ぐ過程で、いろいろな人と出会って欲しいです。
仕事に楽しみが見つけられたら、こんなにいいことないですね。
働いて、自分のために稼げる大人になってもらいたいです。
自分のために、家族を大事にできる大人になってもらいたいです。

 すたっふ まるた