フリースクールやすづか学園物語

新潟県にある不登校生の居場所「やすづか学園」での毎日がここに・・・。
すたっふ・ひろたが綴ります♪

自分ができることは・・・。

2018年01月26日 15時57分04秒 | Weblog

修学式の準備を始めました。
案内状を作成したり、住所ラベルを印刷したり
アルバム用の写真を集めたりを始めました。
もうそんな時期なんです。
もうすぐ、中学3年生は巣立ちの時なんです。

~ something felt ~

今年度修学する生徒の
昨年度の写真をながめる

あの頃よりも今は
顔つきが変わって、甘さが少しとれて
特に男子はシュッとして
大人に近づいているなと
明らかな身体的変化がみてとれる
精神的にも
もちろん変化していて
大人になるために
葛藤しているのが今の彼ら

同時にここを巣立った生徒たちの顔も
とても懐かしく
思い出される

昨年の子
一昨年の子
と、どんどん昔の子の顔もせまってきて

ずいぶん昔のことのような
ついさっきのことのような
何がどうしたとか
どんな話をしたとか
何をして遊んだとかよりも
その子たちの優しさを
ふわりと思い出す

不思議と手を焼いたことは忘れて
可愛げなところや
ぬくもりのような
心の深いところにあるような
なんというか
やっぱり優しさなんだろうな
その子の暖かな心を思い出す

優しさと同時に
寂しさを合わせ持っていて
そこが
当時のあの子たちを形作っていた
きっと今も

風のたよりに
巣立った子たちのことを耳にする

高校で頑張っている子
なかなか思い通りにならない子
高校をやめて、別の高校に入りなおした子
高校を卒業して大学に行った子
大学を辞めた子
大学を卒業した子
何もしていない子
専門学校に行った子
迷っている子
就職した子
アルバイトをしている子
家にいる子
結婚した子
別れた子
ワーキングホリデーで海外に行った子
バンド活動を続けている子
子どもを産んだ子
それぞれ人生している

うまくいっている子は
なにはなくとも
周囲への感謝を忘れないでください

うまくいっていない子は
うまくいかない事実と向き合い
落ち込むのではなく
自分ができることをしてほしい
動いてほしい

人生には自分ではどうにもできないことがほとんどで
もし、そのどうにもできないようなことを
何とかしようとしているのなら
それはできないと割り切って
自分でできることは何かを考えてほしい

自分が決めることができるのは
自分の行動と
自分の姿勢だけなのだから
自分ができることだけに集中して

自分で決めて
自分で動く

できるのは
それだけだ

 すたっふ まるた