「億の近道」というメルマガに紹介されていたのですが、昨年の年末に、金融庁の金融審議会でモーニングスターの朝倉社長が発表を
した資料が金融庁ホームページに掲載されています。
ここです。
まとめとして、以下の内容が示されていました。
「(1) 供給サイドの事情に由来する高い取引コストが、個人投資家にとっての
リスク資産投資の魅力を大きく毀損している。
・販売手数料の上限規制
・クラスシェアーの導入
・投信併合への促進
(2) 個人投資家の世代や属性に応じたキメ細かい商品開発や営業活動が行われていない。
・分配金額、分配金利回りランキングによる販売訴求の抑制
・分配可能額の範囲と分配金額決定の仕組みの再考
・ライフプランに即した中長期的な視点での商品設計
・金融リテラシー不足を前提にした商品設計
・高齢者へのきめ細かい対応
(3) 運用会社の独立性が確保されてなく、経営者やファンドマネージャーの利害と
投信投資家の利害が一致してない。
・運用会社の取締役に独立役員を加える
・経営者とファンドマネジャーに、自社で運用するファンドへの自身の投資額を開示」
つまりは
・販売手数料も信託報酬も高いので、これでは勝てない。
・分配金などに目が向くような販売姿勢、まともな商品がない。
・売る側の都合での販売
というようなことかなと。
コストの低いETFなどであれば利用しようかなと思いますが、確かに販売手数料や信託報酬が高いような投信は「最初から負けている」ところから
スタートするわけで、とてもではないけれど、利用したい金融商品とは言えません。
「金融リテラシー不足を前提にした商品設計」というのはずるいなとやはり思います。