今回の旅行は、実はもうひとつ目的がありました。
松本は大学に入学した最初の1年を過ごした場所です。で、大学のキャンパスをちょっと歩いてみたり、
かつての下宿の場所に行ってみたりしたかったのです。
こういう発想になるのは、年くったということなのでしょう。
大学のキャンパスは当時と変わったところが多かったですが、変わらないところもありました。
プレハブ風の学生下宿は、しっかりした鉄筋の建物になっていました。多分、今も学生さんが多いのかな。
当時行った喫茶店などはなくなっているところが多かった。まだ残っている店もありました。
「最初の1年」というのは、信州大学は教養の時はどの学部もすべて松本キャンパスなのです。
「信州大学は旧制松本高等学校、新八医科大学である旧制松本医科大学(旧松本医学専門学校)、旧制長野県立農林専門学校(旧長野県立農林専門学校)、
旧制上田繊維専門学校(旧上田蚕糸専門学校)、旧制長野工業専門学校(旧長野高等工業学校)、長野師範学校等を統合」(Wikipedia)という事情から、
2年以降の専門課程は学部により場所が異なっています。
松本にいたのはもう30年以上前ということになります。そんなにたった感じがしないのが不思議です。
で、2日目は白骨温泉へ。ここは大学を卒業してしばらくして、一度、立ち寄り湯に行ったことがあります。
白骨は何で有名になったかというと、無論、伝統的な温泉地ではあるのですが、いわゆる「温泉偽装」ですね。
行った旅館は
「泡の湯」というところ。ここは湯量も豊富で、いわゆるかけ流し状態。偽装とは関係なかったところで、
大正時代からの古い旅館。
湧き出した時は無色透明なのですが、空気とふれていると、写真のような青白い色になります。酸化ということ?。
この大きい露天風呂は一応、混浴です。女の人は専用のバスタオルを巻いて入れます。
で、源泉はいいのだけれど、これが39度ぐらいと、ぬるい。外はマイナス5度とか8度とかに・・・。体が冷えそうで、そうでもないのが不思議です。
松本からR158でどんどん山の奥の方へ入っていきます。乗鞍へのルートの途中からそれて、トンネルをぬけると、また一段と雪が多くなりました。
まあ、雪の中の温泉宿という風情はあります。
料理とか施設そのものは、当然、界・松本の方が質が高いですが、ここはここで、なかなかよかったです。夏とかもいいだろうな。また来たいですね。
白骨温泉のサイトは
こちら。
偽装問題について全然書かれていないのはどうなのかな。その反省に立っての今だと思うので、書いてあった方が信頼感が増すと思うのですが。