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旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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損失の痛みと利益の喜び

2006-01-14 15:40:16 | 株式投資・資産運用
 1月第二週、ポートフォリオは堅調に推移し、昨年末来で+5%超の水準です。

 長く続けているメルマガレースですが、この2週間で大きな利益をあげている方もおられます。人が大きな利益を挙げているのを聞くと「いいなぁ・・」と思いますが、その売買のあり方を見ていると、とても自分では真似ができない、しようとは思わない形の売買、ポジジョンの取り方となっているため、それを妬ましく感じるような発想というのはしなくなりました。逆にメルマガで長く一緒に「闘って」いる「同志」が大きな利益を挙げてくれるのは嬉しい感じがします。

 このように感じるようになったのは、無論色々な面で課題はあるにしろ、自分なりの運用スタンスが定まってきたためだと思われます。

 人と自分を比較してその優劣を考えるのは、同じマーケットという土俵で闘っているという意味では同じなのですが、そのスタンスや売買方法が異なるため、あまり意味がない場合が多いと思います。無論、広い意味で他の人の売買や銘柄選択を参考が参考になるということはありますが・・・。

 さて、人は損失の痛みと利益の喜び、どちらが大きく感じるものなのでしょうか。その人の感覚、感性によるところもあると思いますが、一般に前者の方が大きく、強く感じる場合が多いように思います。

 えらく儲かっている人が、ちょっとうまくしかなかったりすると「損した、損した」と言うような場合があります。端から見ていると、「儲かっているからええやん」と思うのですが、その人の感覚としては、別に強欲なのでもなんでもなくて、感覚としては「損した、損した」と実際に強く感じているのでしょう。

 まあ、これは一例ですけど、こうした人間の一般的な心理的傾向というのを理解しておくことは、相場に取り組む上で結構重要なように思います。

 現在、新興系銘柄では大幅に上昇するものが結構あります。
 ただ、これもどこまでも「イケイケドンドン」で上昇するはずはなく、どこかで反転する局面が来ます。このあたりは、「相場」というものを相手にする上で非常に重要なポイントであり、同時にそれは自分自身の「心」と闘うという意味でも重要となってくると思います。

 どのような展開となっても、あらかじめ考えていたシナリオのどれかにあてはまり、「想定内」で冷静に対処できるように考えておきたいものです。
コメント (2)
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