monologue
夜明けに向けて
 




<7> こと これに覚えしサキツチのシズカネいわく

 日の本の島々 これ総ての流砂の磐(イワオ)に留どまるが如し
 この磐 揺るがせば形変へるべし
 かの人々来たる日には この島大いに繁栄すべし
 西の雲 茜に染まり日の暮れるを忘れる日に
 かの人々 この島に来たりて杖を振るい いにしえの力を隅々に行き渡らせり

「光の黙示録」より


 
 まず「サキツチのシズカネ」を特定してみる。
 サキツチは、割き土、あるいは幸地などの意を含んでいるようだ。
そして前(先)つチ(血、霊、地、治)も意味している。
 シズカネは静かに時を待っておられる賤ヶ根=音ということである。
すなわち、以前統治していて身を賤しく落としながらもこの国の根として静かに待っていた方、その方が言われることには、
 日本の島々の磐を揺るがして形を変えるとかの人々がやってきて繁栄する。
  西の雲 はクサカンムリをかぶり茜に染まるが
  日はクサカンムリをかぶっても「暮」れることを忘れるような日に 
  かの人々が杖を布留い古(いにしえ)=布留=饒速日尊(ニギハヤヒ)の力を
  この日本の島の隅々に行き渡らせるということである。
「かの人々」は彼岸の「彼の人々」で岩戸が開き割(さ)かれていた彼岸と此岸が一体となる日を指している。その岩戸を開くのはわたしたち自身。
fumio


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