monologue
夜明けに向けて
 



94/05/19 蘇る力、水と火、火と水、狭間に雷電と風の夢乗せて

「蘇る力」の「蘇る」を更に生きるの「甦る」とせずに
草魚禾にして生物の元々の租にしているのは始源にまで遡りヨミガエルということ。
「力」は「血、地(土、也)、霊」から。
土(ツチ)は構成要素を指している。以下にこの宇宙の始まりについて述べておこう。

 宇宙の始源は無、そこに在りとしてあるものの意識が現れた。
0の空間に1(存在)が現れ、果てしない0と1の繰り返し(それをことばとも光とも呼ぶ)の果てについに最初の物質、原子番号1の水素が生じた。

在りとしてあるものはプラズマ状態の二つの水素原子を陽子-陽子連鎖反応させてヘリウムを生成し、ヘリウムからCNOサイクルという核融合反応で炭素、窒素、酸素を生成した。そして水素と酸素から水が生じた。
在りとしてあるものはこうして宇宙構成元素と炭素という有機物として全ての生物の構成材料を手にした。蛋白質、脂質、炭水化物に含まれる原子の過半数が炭素である。光合成や呼吸など生命活動全般に炭素が関わる。

「水と火、火と水、」とは初めの水素と融合反応のための火、そして水素と酸素と火によって生成された水。それがすべての元になった。
狭間に雷電と風の夢乗せて」の雷電はプラズマ状態の核融合や生物では神経を伝わる信号、風は虫(64)で生物の体を造る蛋白質を合成するアミノ酸を指定する遺伝暗号(gene code)の塩基配列の数は六十四種類。そしてフイゴのように風を取り入れる肺呼吸も指している。
これらが「血、地(土、なり)、霊」からヨミガエルという。
はたしてわたしたちは蘇れるのだろうか。
fumio





fumio


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