monologue
夜明けに向けて
 





                *
             「黄金太陽」

               **

*驢馬の耳に風が吹いた日に、城壁は崩れ落ちた。

*人々は、その手に甲羅を持ち、空を仰いだが光は見えなかった。

*曰く、「夢は夢の後を追っているだけ」と。

*曰く、「悲しみは、青の痕跡である」と。

*律法学者は高らかに叫んだ「見よ!神は死んだ」と。

*明らかに鎖の跡のある腕を見せながら、女は言った「私です」

              ***
そして、廃墟には何も残らなかった。
あなたがたの歴史には、何も残らなかった。

あなたがたは自分を殺すのに忙しく、他人を顧みることをしなかった。
あなたがたは自分を生かすのに忙しく、神を仰ぐこともなかった。
あなたがたは自分を苦しめるのに忙しく、花を愛でることを忘れた。
あなたがたは自分を堕としめるのに忙しく、暗闇と死を埋葬した。

             ****
そして幾星霜の年月が流れ、再び真空の空に風が起き、
胎児はあなたがたの手の中に戻った。

            *****

私は、まことにあなたがたに言おう。
あなたがたの夢は、あなたがたの手の中にあると。
あなたがた、この国に生まれ集う者たちよ、
よくお聞きなさい。

あなたがたの意図しない者に、あなたがたの果実を与えるのは
これは、罪に等しい行いなのだ。
あなたがたの果実は、あなたがたの手の中で熟し、
あなたがたの身体に溶け、そしてその種をこの土地に帰すことを
願い、望んでいるのだ。

           ******
櫛と櫛の歯が合わさるように、心を一つにする者が現れるだろう。
その者を排除してはならない。
その者は、あなたをあなたであり続けさせる為に働くからだ。
あなたは、あなたを惜しみなく与えなければならない。
あなたが、あなたである為に、そしてあなたが彼(彼女)である為に。
そして、あなたが人間である為に。
宇宙に在ることの認識の為に。

          *******
ようやく曙光が見えたと思ったら、嵐の前触れである大きな黒雲が見えるだろう。
しかし、勇気ある者たちよ、怯んではならない。
嵐の力によっても、光を消すことは出来ないからだ。
光を消すことのできるのは、ただ一つ。
それは、光だけなのだから。


                      ---ARION,O∴O---

92/05/07 05:25

「ARIONより心ある者たちへ」より


********************************

この92年05/07のARIONのメッセージの
「櫛と櫛の歯が合わさるように、心を一つにする者が現れるだろう。」という部分が実現する時が近づいたので掲載しておく。

「その者を排除してはならない。
その者は、あなたをあなたであり続けさせる為に働くからだ。
あなたは、あなたを惜しみなく与えなければならない。
あなたが、あなたである為に、そしてあなたが彼(彼女)である為に。
そして、あなたが人間である為に。
宇宙に在ることの認識の為に。」というが世間はその真の姿を見誤り排除する方向に動くのだろう。心してその者の登場を待とう。
umio




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