4月10日(金) 天気=晴れ
我家から一番近い山は、たぶん東松山市の物見山ではないかと思います。標高135mと東京タワーの半分にも満たず、ぶっちゃけて言えば丘と言ったほうが当たっている小さな山です。
普段ならこんな山何か行きたいとも思わないが、膝の故障を抱えている今だったらリハビリに丁度良いのではと思い行ってみる事にした。山頂下を車道が通っているので、車で行けば駐車場から1分足らずで山頂へ着いてしまう。それじゃ登山にならないので、わが家から歩いて出かける事にしました。
わが家から見慣れた街をてくてく歩いて30分で東武東上線、坂戸駅へ着く。ここらが登山でいえば2合目くらいな感じかな。そこからしばらく行くと高麗川の畔に達する。先日も此処の堤防上を歩いたけれど、中々眺めの良い所です。
東武東上線、坂戸駅
高麗川の眺め
更に進むと関越道の高架下を潜って入西地区の広々とした住宅街へ入る。ここら辺りは、最近坂戸西インターが開通して周囲に大倉庫群が立ち並び、随分賑やかになっています。道路沿いのモスバーガーで休憩がてらランチとする。自粛要請が影響してるのか店内はガラガラで、ドライブスルーの客の方が多かった。
入西地区のモスバーガー
休憩を終えると住宅街の中を抜けて凸版印刷の大きな工場の横を通り、越辺川の畔へ着く。ここは先月に安行寒桜の花見で来た所だが、寒桜は既に散り去って緑の並木に変わっていた。ここら辺で7合目というところか。川を渡った先の交差点を過ぎた辺りから、やっと緩やかな登り道になる。
越辺川の流れ
道路沿いは長閑な田園風景で、ウォーキングにはもってこいのコースです。登り道の突き当りはT字路で、左へ行けば山の上に忽然と鳩山ニュータウンの大住宅街が広がっています。鳩山ニュータウンは昭和の時代に大規模開発された街ですが、今は高齢化が進んで問題化しており、テレビや新聞などでも時折紹介されているようです。
緩やかな登り道
長閑な田園風景
突き当りのT字路
我々はT字路を右へ曲がって、緩やかな坂道を山村女子短大の敷地外柵沿いに進んでいく。坂道を登り切った所が物見山の山頂直下で、左側には駐車場があります。車道からトコトコ30秒ほど坂を登るとそこが物見山(315m)の山頂でした。
山村女子短大の外柵沿いに登る。
車道から僅かに登って物見山山頂
物見山と言うだけあって関東平野とまではいかないが、眼下に東武東上線沿線の街並みが望めます。山頂一帯は自然公園になっており、ツツジの花が綺麗に咲いています。チョット離れた公園の一角には白い巨塔が建つ埼玉平和資料館があるので行ってみたが、自粛の為か休館中でした。
物見山山頂
山頂からの眺め
山頂のツツジ
埼玉平和資料館へ向かう遊歩道
平和資料館のシンボルタワー
物見山を後にすると高坂駅へ向かう車道を降って行く。道路沿いには大東文化大学のキャンパスや、東武動物公園などがあり、普段なら賑わうところだが、いずれも人影は薄かった。
大東文化大学キャンパスの正門
東部動物公園の入園口
坂を降り切った所に関越道を跨ぐ橋があり、そこを渡って静かな住宅街をしばらく行くと、ゴールの高坂駅に到着した。行動記録など取らなかったからアバウトだが、携帯の歩行記録を見ると「歩数=約21000歩」、「消費カロリー=630キロカロリー」なので、15キロ位は歩いたんじゃないだろうか。けっこうリフレッシュにはなりました。
関越道を越える。
東武東上線、高坂駅到着
殆どが車道歩きで、これを山歩きと言うのもおこがましいが、一応地図上に山名がある山を登ったという事で、カテゴリーでは「登山」とさせて頂きます。少しづつだが膝の調子も上向きなので、これからはもう少し山らしい所へ行ければと思っています。