10月17日(木) 天気=晴れ後曇り
08:30旭岳ロープウエー姿見駅→ 08:47姿見池→ 09:53ニセ金庫岩→ 10:02~09旭岳→ 10:13ニセ金庫岩→ 10:46姿見池→ 11:01旭岳ロープウエー姿見駅
ニセコチセヌプリ登山で登山靴が壊れてしまったので、旅の途中で南富良野町の登山用品店モンベルに立ち寄り、おニューの登山靴を購入した。買った靴の試し履きをやりたかったので、北海道の最高峰大雪山旭岳を登ってみる事にした。
上富良野町の日の出台キャンプ場から朝一番で車を走らせ、旭岳ロープウェー山麓駅に着いた。身の引き締まる寒さだが、爽やかな秋空が広がっている。08:15発のロープウェーに乗って、苦も無く標高1600mの姿見駅へ着いた。
旭岳ロープウェー山麓駅
駅を降り立つと、雄大な旭岳の山容が眼前に迫って見える。20代の頃と30代の頃に各一度登っており、旭岳に登るのは今日で3回目になる。妻があんまり山歩きしたく無いと言うので、姿見池の所で別れ、私一人で旭岳を目指す。
姿見池への歩道は凍っていた。
姿見池から旭岳
山頂までの道程は明瞭に見え、二人連れの登山者が二組先行しているのが確認できた。黙々足を進めて行くと、やがて二組の登山者に追いついた。いずれも外国人風な人達で、ここは日本男児の脚の見せどころと、彼等を追い越して、休まずに登って行く。
旭岳へ向かう砂礫の道
地獄谷の噴煙群
姿見池から約1時間ほどで、過去に道迷い遭難が何度か遭ったというニセ金庫岩に達した。晴れていれば道迷いなど考えられぬ場所だが、辺りは全て砂礫なのでガスで視界が閉ざされると方向を失ってしまうのだろう。
ニセ金庫岩
ニセ金庫岩を左へ曲がってすぐに金庫岩がある。この岩は姿見駅からでも顕著に確認できる大きな岩だが、地獄谷から吹き上げる強風が凍てつくような寒さで、風から逃れるように山頂へ登って行く。
金庫岩
ニセ金庫岩から10分足らずで、広々とした旭岳の山頂に着いた。山頂には誰も居らず今日は私が一番乗り、大雪山は北海道の屋根と言われるだけに大雪山系の山々を始めとする雄大な山岳展望が広がる。
旭岳山頂
山頂から黒岳方面
山頂からトムラウシ山方面
山頂から地獄谷を見下ろす
妻を下界に待たせているので長居はできず、写真を撮り終えると早々に山頂を後にする。下山の道は次々と登山者の列とすれ違う。三分の二くらいは外国人の様子、中には半袖短パン姿の人も居て、「山舐めてんじゃネ」と思う人もいる。
姿見平の夫婦池
姿見池まで降り着くと、辺りは観光客の群れで大賑わいとなっていた。山頂から1時間足らずで姿見駅に着き、ロープウェーで山麓の駐車場に戻ると、妻が車の中で静かに読書をしていた。
姿見駅に戻って来た
新しい登山靴の試運転は上々で、すこぶる履き心地が良く何の違和感も無い。さすがモンベル製、この靴と共にもうしばらく山歩きの人生を楽しめればと思います。