三日間続いた雨ふり雲が
金平糖みたいな雨音をワタシの耳にばら撒いて
ささっとあの澄んだ青い空のたもとに逃げてしまったので
ワタシは1人濁った日常に
あっけなく取り残されてしまって
慌てて
手すりでパタパタとひなびた音をたてる傘をしまい
晴れやかな空を睨んで
これ以上迷わぬようにボタンをくいっと締めました
もう夜に帰りたくないのに
昨日のうちに薄い涙を流してしまえばよかった
誰も知らない隙に
なぜなのかとても哀しい
ワタシの心はまるでブリキのようで
些細な振動にも陳腐な音をたてては
いちいち整然と抗議する
もううんざりだよ
早くライブに行きたい
好きな友達と話がしたい
会いに行こう
まだ間に合う
夕陽におでこを染めて
爽涼な風にはたはた捲れつつ
他愛のない話をして
笑ったり冷やかしたりふざけたりして
そうして日没と共に
この行方知れずの哀しさを
前向きで寛大な太陽に持ってって貰いたい
太陽には迷惑だろうけど
だけどあなたはとてつもなく強いのですから
きっとワタシの哀しみの灰塊など
肩についた塵くずほどに
取るに足らず気が付きすらせず
こなれた循環の内に片付けてくれると思います
全て燃やしてしまって下さい
どろどろになって見えなくなるまで
そうしたらワタシは安心して
夜に悠々と帰って
布団にとんと寝っ転がって
初々しい朝陽が
分厚いカーテン越しに近付くまで
何も考えず眠れるはずです
今日は駄目な日だ
だからうずくまる
サカナクション「ナイトフィッシングイズグッド」
金平糖みたいな雨音をワタシの耳にばら撒いて
ささっとあの澄んだ青い空のたもとに逃げてしまったので
ワタシは1人濁った日常に
あっけなく取り残されてしまって
慌てて
手すりでパタパタとひなびた音をたてる傘をしまい
晴れやかな空を睨んで
これ以上迷わぬようにボタンをくいっと締めました
もう夜に帰りたくないのに
昨日のうちに薄い涙を流してしまえばよかった
誰も知らない隙に
なぜなのかとても哀しい
ワタシの心はまるでブリキのようで
些細な振動にも陳腐な音をたてては
いちいち整然と抗議する
もううんざりだよ
早くライブに行きたい
好きな友達と話がしたい
会いに行こう
まだ間に合う
夕陽におでこを染めて
爽涼な風にはたはた捲れつつ
他愛のない話をして
笑ったり冷やかしたりふざけたりして
そうして日没と共に
この行方知れずの哀しさを
前向きで寛大な太陽に持ってって貰いたい
太陽には迷惑だろうけど
だけどあなたはとてつもなく強いのですから
きっとワタシの哀しみの灰塊など
肩についた塵くずほどに
取るに足らず気が付きすらせず
こなれた循環の内に片付けてくれると思います
全て燃やしてしまって下さい
どろどろになって見えなくなるまで
そうしたらワタシは安心して
夜に悠々と帰って
布団にとんと寝っ転がって
初々しい朝陽が
分厚いカーテン越しに近付くまで
何も考えず眠れるはずです
今日は駄目な日だ
だからうずくまる
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