正解不正解の判断

笑いが知らず知らずキラキラ弾け出るくらい
完璧な夏空

梅雨はあの夜の内に
溶けてしまったのかい

昼間の無垢なる綿雲も
宵闇の深閑たる筆雲も
同じようにすらすらと
空に浮かぶ

今日の太陽、眩しいなぁ




BUMP OF CHICKEN「sailing day」

空がカラクリで

耳に音楽
シャッフル毎につまびく曲への発見

誰かと一緒は誇らしく頼もしいけど
何だか今日は一人になれて助かった

夕暮れが近付いても
胸が汲々と窮されなかったのは
やわいグレーの濃淡空と
買ったばかりのサンダルの心地好さのせいかな


cinema staff
「KARAKURI in the skywalkers」

さりげなさ、人いきれ

昨日からすっかり夏の日のじり暑さ

正せそうで正せないのは
触れそうで触れあえないのは
非力で詮無いことと
広がり始めた産毛みたいな空にだけ漏らしてみたりして







NICO Touches The Walls「葵」

健やかさ、素足、川のせらぎ

始終さまようくすんだワタシの心

今日の空に
残らず溶けていけばいいのに

東京の下

羽田空港をぶらついてます

飛行機は理屈抜きで
不思議で便利な空の鳥


出発までの時間
水色の空の下、心ごとたなびこう

蒼い花が咲き

清風が雲をするするとかき混ぜて
太陽が沈む頃

人々は朗らかに駆け出しながら
今日の後悔や
明日の灯りや
いつかの横顔を思い出す




大橋トリオ「A BIRD」

春陽、浜辺で快哉を叫ぶ

ここ何週かに渡り
逃げ切りを試みた潮干狩り戦

よもやの快晴いよいよ万事休す
不覚にも強制連行という
とるに足らない汚点をつける


という訳で、
浜辺にて謎の奇声を発し
あさりハンターと成るべく
力強いのろしを
ヨロヨロとあげたのであった！！

綿空をかぶる

見慣れた帰り道

頭上うんと近く
つむじ撫でるように
惜しげなく広がっていた綿雲


ぎざぎざを溶かして
足を止めた

一際大きな雲が
ゆるりと過ぎていくのを見届けてから
息をそっと吐いて
首をぐるんとまわした


不思議と足が軽くなった
空は雄弁なのである



くるり　「さよならリグレット」

お花畑で微笑んで

数少ない気心しれる友達（大概我に近寄るべからずという不毛の負のオーラを放っておりますので）から
手作り生キャラメルを頂きました

手作り！濃厚！生キャラメル！

しげしげと子供のように見つめた後
口に放り込んでもぐもぐしてたら
「美味しいでしょ～」と笑ってた

嬉しかったです
ありがとね

堕ちたタイヤ

今朝は名立たる黄金連休明けということで
買ったばかりの服を全身に纏い
珍しくご機嫌な足取りで颯爽と自転車へ向かう

鍵をかちりと外したあたりで
何とはなしに嫌な予感

FBI並みの機敏さで（見たことないけど）
後輪タイヤの非常事態を確認
完全無欠諸行無常にパンクしている

誰だ！（単に寿命ですね）

・・・・・・・・・ワタシをどぶ沼のような極貧無間地獄へと
陥しめるやつは誰だ！（強いて挙げれば己ですね）

タイヤ交換７千円くらいするのに
嗚呼！ワタシに頑強なタイヤを下さい

徒歩２０分かけて
とぼとぼと目ぼしい自転車屋に到着するも
堅いシャッターが目前に広がるばかり

・・・休みかい！
頼む働いてくれ！


さきほど来たばかりの道を
ほぞを噛む苦々しい顔つきにて帰宅
完全に体力と精神の浪費である

左様な気の利いた出来事の山積により
ご機嫌虫は綺麗すっかり身を潜め
常々たるどよどよした今日に落ちる

むむむむー






NICO Touches the Walls　「有言不実行成仏」