「こうやって、星を見上げていると
わたしたちは星の一生をすべて見ることができるんだよ」
あの光の中に
宇宙が生まれたころの光もあれば
ほんの10年前の光もあるという
遠い過去と近い過去
空間と時間の奥行き
共存して
同じように瞬く星たち
奇跡と呼ぶに相応しい光景が
毎夜毎夜広がっていて
見ようと思えば
いつだって見れる
あの闇の中に
きらめく星
そんなドラマがあったのか
知れば知るほど
人知を超えていて
まるでファンタジーで
今夜は星が見えるかな
遥かな歳月をかけて
やってくる光
宇宙がはじまったころ生まれた星
気の遠くなる過去から
放つ光に出会えているのかもしれない
最後の解説に素敵なフレーズがあった
「私たちは、”いま”という一瞬に
星と宇宙の一生の切り口を見ているのであり、
宇宙がたどってきた過去の情景や、
これからたどるであろう未来の景色が
そこには広がっているのです」
BUMP「天体観測」が頭の中を
ぐるぐる廻る
得体のしれないものは
得体のしれないまま伝わればいい
そう言っていた言葉を思い出した
少しずつパズルがとけていく