北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「ヤバいLINE~日本人が知らない不都合な真実(慎武宏&河鐘基共著・光文社新書2015刊)」を読んだ。慎武宏(シンムグァン1971東京都/生れ)氏は、和光大学(人文学部)卒、韓国スポーツに精通し、2002ミズノスポーツライター賞/受賞している。河鐘基(ハジョンギ1983北海道/生れ)氏は、インターネット/政治経済など幅広い分野で編集/執筆活動を続けている。-------
この本の目次は次の通り。“ヤバいLINEの稼ぐ力(ユーザーは5億6千万人/スマートフォン時代の到来/LINE社の沿革/震災を契機に誕生したとされるLINE/メッセンジャーアプリのビジネスモデル/収益カテゴリーは4つ/充実したLINEスタンプ/広告業界でも実力を発揮)”、“LINEで苦しむ子どもたち(ネットリテラシー教育の現場/個人攻撃と無視と流出/ママ友LINEいじめ/画像流出したら/いじめとの相関関係/規制か自制か/ネットリテラシーの二面性/LINE女衒)”、“イヘジンという男(変化の厳しい国韓国へ/LINEは日本製なのか/サムソンから生まれたNAVER社/カカオトークという牙城/ずば抜けたアイデアマンの存在/イヘジンの震災体験/LINEの核はデータ処理力/安心の日本ブランドで海外展開)”、“韓国NAVERの冷徹な顔(ベンチャー潰し/NAVERバッシング/模倣体質/オリジナル以上に市場を攻略/哲学はあるか/追うべき背中はどこにある)”、“LINEの未来(モバイルメッセンジャーアプリ群雄割拠/韓国NAVERと韓国政府/データは守れるのか)”--------
韓国通の慎武宏氏と、ITに詳しい河鐘基氏が共著で、東日本大震災以降、日本を席巻しているモバイルメッセンジャーアプリ“LINE”について書いてくれている本である。日本はアメリカのソフト開発に遅れを取ってしまったが、韓国は未だにアメリカとソフト開発で競っている訳であり、韓国生まれの“LINE”もその一つであると云うのだ。-------
フェイスブックのような大人向けのソフトでなくて、“LINE”は子どもにも扱える処が、ヒットした由縁だろうけれど、スマーフォン向けのアプリとしてその存在感は大きくなっているのだ。