奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1722)

2021-05-11 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「働かないおじさんが御社をダメにする~ミドル人材活躍のための処方箋(白河桃子著・PHP新書2021刊)」を読んだ。白河桃子(しらかわとうこ1961生れ)女史は、慶応大学(文学部社会学専攻)卒、中央大学(ビジネススクール戦略経営研究科)専門職学位課程修了。住友商事/外資系金融を経て、著述業をメインに活動している。現在の肩書は、相模女子大学特任教授/昭和女子大学客員教授、そしてジャーナリスト/作家でもある。-------

この本の目次は次の通り。“リモートで居場所がなくなる働かないおじさん問題(リストラの前におじさん活躍推進)”、“働き方のパラダイムシフトが起きた(意味がないリモートVSリアルの対立/新たなオフィスの役割)”、“働かないおじさんはこう変える/ミドル活用の新常識(働き方改革を阻むのはおじさんである/同質性から多様性の時代へ/働かないおじさんの6つのリスク/長時間労働のDNAをアンインストールせよ)”、“ミドル人材が活性化される仕組みと先進事例(45歳以上に学びと成長の場を/大和証券のライセンス認定制度/おじさんに場とやることを提供する/残業時間3割削減と給与還元/三菱地所の業務改善プロジェクト/現場発のアイデアで無駄な業務を効率化/おじさん組織が生まれ変わったチェリオ/無駄を生まないマネジメントを徹底/キリンの働くパパママ日常体験/ロート製薬のじわじわ効く意識改革)”、“ミドル人材活用の本音(おじさんには当たり前を壊す力が必要/会社の外に居場所がある人は下の世代にも慕われる)”、“新しい人材としてのミドル(オッサンも変わる森下仁丹の第4新卒採用/漠然とした不安から適切な不安に/中高年の人事評価改革が急務)”、“変わるマネジメント(管理職に必要なヒューマンスキル/感情の言語化がコツ/役員でも減収あり/P&Gのマネジメント研修/自分を見つめる場)”-------

白河桃子女史は、女性活躍/働き方改革が注目される時代にあって、その専門家としての立ち位置を確保し、政府委員などとして活躍している。これまでの同業他者との鍔迫り合いを制してのポジション獲得だと思う。同じ社会学を学んでも白河桃子女史のように慶応卒だからこそ与えられる職業であるとは云え、実際にしっかりと自分のものにされている点に、いやはや大したものだと感心させられた。

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