北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
奈良県北中部/京阪神へ通うサラリーマン家族のベッドタウンの一つ/I市には、とても立派な“生駒山麓公園(1991開園)”が金剛生駒紀泉国定公園内にある。I市のごみ焼却場を国定公園内(生駒山中腹)に移転した際に、余熱を利用する施設を併設し、その周辺にグランドを持つ広域の緑の公園を配したのだ。-------
ゴールデンウィークの最中(さなか)、生駒駅からのハイキングコースを辿って、生駒山麓公園を訪れた。高低差370m/距離3900m(片道)のコースであり、新緑の中、渓流沿いに歩くと、途中にはそこそこに落差のある滝もあり、前半は階段が多かったが、後半はなだらかな道でとても快適にウォーキングを楽しめた。------
途中2人連れの外国人が下りてきたり、歩みの遅い当方を追い越して行ったパーティが5組ほどあった。前日と前々日が雨や強風であったためか、渓流の瀬の音が高く、落下する滝の水量も幾分多いように感じた。------
金剛生駒紀泉国定公園の領域としては、生駒山上や宝山寺のエリアが観光地化されて有名だが、手付かずの山麓の森の中にモデルコースとして整備されたハイキングコースを歩くのも、至福と云うかとても贅沢を味わえる気がする。-------
コロナ禍で彼方此方の公共/公営施設が閉鎖される中で、生駒山麓公園では中央施設は勿論のこと駐車場も閉鎖されていた。奈良/滋賀/三重などでは、緊急事態宣言の発令されている大阪/京都/兵庫からマイカー/自家用車で他府県の住民ではあるが、近隣の発令されていない県に大挙して越境してくる恐れがあるとの観点から、駐車場閉鎖に至ったようだ。------
歩いて生駒山麓公園に行き、ピクニックをすることはアウトドアなので可能であり、少数ではあるが、家族連れや若者のグループが園地にシートを広げているのが散見された。-------
コロナ禍でさえなければ、この生駒山麓公園も賑わいを見せたに違いないと思った。