風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

適齢期

2011-11-21 19:07:17 | 徒然
なのだなあ…と他人事のように思う今日この頃です。

それというのも大学時代の友達がまたひとり今月結婚する。
去年の今頃、同じように大学時代に仲の良かった友達同士が結婚し、その式に呼んでもらった。

最近、はたと周りを見渡せば、結婚したり子供ができたり
ゆずの『嗚呼青春の日々』でいえば、「そっちの世界」に行った人が増えてきた。

私もいずれ母にはなりたいし、ずっとひとりでは生きていけないから
いつか誰かと結婚するのだろうけど
そんなに自分にぴったりの人が現れるものなのだろうか。

こればっかりは縁だし、考えても仕方ないことなので
そんなもんか…くらいにしか思わないけれど
自分が一般的な適齢期の只中であることは最近ひしひしと感じる。

そして、自分がそんな歳になったのと同時に両親や家族も歳を重ねている。
両親は白髪やシワが増えて、たまに口を開けて昼寝をしている親の姿をみると
「このまま起きなかったらどうしよう」と縁起でもないことが頭をよぎったりもする。

時は只刻々と過ぎて、季節はめぐる。
それは当たり前のことなのに、ゆっくりと少しずつ変わっていくから
今この平凡な毎日がとても幸せであることを
忘れてしまうことが多い。

「ずっと今にとどまっていたい、変わりたくない」

そう思うのは、今がとても幸せな証拠だ。

きっと、両親の顔を毎日見て過ごすのもあと数年。
そうしなきゃいけない。

一人前の社会人になって少しでも社会に貢献できる人になって欲しい、それが育ててくれた親の思いなのだろうから
自立して、そして幸せになって、親がしてくれたことを私も子にしてあげたい。

そしたらきっと、一人の人間の命はいずれ消えてしまっても、大きな命の営みはずっと続いていくんだ。

なんだか…涙もろくなっちゃったなあ。

まだお嫁にもらってくれる相手も予定もないのに
こんなことを思うのは馬鹿かもしれないけど

なんだか、そういう時期にきてるんだなあって
感傷的になってしまうセンチメンタルな秋なのでした。

生きてるって神秘的で素晴らしい。