道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ドイツ大統領選(続編)

2008年10月21日 | ドイツ語
来年の大統領選にキリスト教民主・社会同盟が現大統領ホルスト・ケーラーを,社会民主党がゲズィーネ・シュヴァーンをそれぞれ推挙していることについては以前にも書きました。

新しいニュースでもないのですが,左派党も独自候補をたてることになったそうです。
候補者はペーター・ゾダーン氏。ゾダーン氏は72歳の旧東独出身の俳優で,「犯行現場」というドラマの警部役として出演したそうです。

左派党も社会民主党を意識してか,女性の候補者を検討していたようで,候補者としては,作家のクリスタ・ヴォルフや女優のハンナ・シグラまで名前が挙がっていたのには驚きました。ハンナ・シグラといえばファスビンダーの映画によく出ていた女優で,「リリーマルレーン」のビリーや「ベルリン・アレクサンダー広場」のエーファの役を演じていました。

とまれ,残念ながらゾダーン氏が「泡沫候補」であることは否定できず,当選の確率は皆無です(Süddeutche Zeitungのインターネットのニュースでは,数字のデータを踏まえて,当選の可能性がないことを具体的に説明していましたが,ドイツの大統領選のシステムは歴史的な背景があって,やや説明が難しいので,この点はまた別の機会にします。)。

写真はまた大統領府のベルビュー宮殿です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿