
2013年アメリカ映画。ジョン・タトゥーロ脚本・監督・主演。
ブルックリンの本屋店主マレー(ウディ・アレン)は、祖父の代から代々受け継いだ
本屋が閉店に追い込まれ、生活に困窮する。
そこで思い付いたのが、やはりお金に困り、花屋でバイトしている友人フィオラヴァンテ
(ジョン・タトゥーロ)をジゴロにして、自分はポン引きになるというビジネス。
最初は地味な花屋にしか見えなかったエプロン姿のフィオラヴァンテだが
お洒落なスーツを着て女の前に出ると意外にその才能にたけていた。
金持ちマダムたちに気に入られてビジネスは成功したかに見えるが
意外な相手に恋に落ちるという、ジゴロとしての御法度を犯してしまう。

ストーリーとしては実にあっさりしています。
微妙に色っぽいシーンもあり、そこにNYのユダヤ人社会の厳格な掟も絡まって、
これから何が始まるかと期待させたところで話はあっさりと終わってしまう。
肩透かしを喰らう印象はありますが
それでも全編を洒落たジャズが彩り、アレン流シニカル・トークが展開し、
小粋で二ヤリと笑えるウッディ・アレン映画に仕上がっています。
(正確に言えばこれはウッディ・アレンが監督した作品ではないのですが
制作にあたって、彼がジョン・タトゥーロにかなりアドバイスしたのだそうです)
彼の映画に必ず出てくる、生活には恵まれながらも何処か満たされない人々。
自分を分かって欲しい、自分を自由にして欲しいと渇望する人々。
結局、ジゴロであっても恋人であっても、その人の前で自由にふるまうことができること、
それが一番求めているものなのかもしれない。
精神的にも肉体的にも。
何度失敗しても、懲りもせず。
「fading gigolo」(色褪せたジゴロ)というタイトルが、なんとも皮肉。

それにしても、ヴァネッサ・パラディのスキッ歯が気になります。
アメリカ人って歯並びにあんなにうるさいのに。
http://gigolo.gaga.ne.jp/
zooeyさんのご紹介は分かりやすいわ。
大人の小粋な物語・・・って感じかしら?
NYには行ったことがないので、NY舞台にした作品には
憧れを含む感情があります。
一人でフラ~っと観るのによさそう。
NYのユダヤ人のコミュの様子が垣間見られたり、
そういう意味で面白かったです。
NYは私にとっては初めての海外でした。
しかもいきなりひと月いたという…
若かったですねえ。
この作品、公開されたときに気になりながら見逃していました。
もうDVDレンタルが始まっていたのですね!
早速ネットレンタルに予約を入れました。
思い出させてくださりありがとうございます。
近いうちにまたアレンの新作が公開されますね。
こちらも楽しみにしています☆
まあまあ、というところでした。
感動は求めないでくださいねw
アレンの新作、恵比寿ガーデンあたりでやるのかと思ってましたが
ちょっと外れましたね。
でも楽しみにしています~!
ふっと違った世界に飛び込んで、
一瞬でも気分転換できそう・・・。
映画・・・観に行きたいな~♪
さすが、歯医者さんの妹さんでいらっしゃる!笑。
私も歯並びは気になります・・・
綺麗なお嬢さんなのに、小さい時に直しておけばいいのにねェ
と画面に向かって呟くことしばしば・・・
↑のような小粋な映画を、いつ以来、観ていないだろう・・・
ちょっとため息です。
軽い題材の、軽い物語です。
何の問題提起もない。
その分、お洒落と言えるかもしれませんね。
たまにはどうぞ~!
フランスでスキッ歯がもてはやされていることは知っているのですけど。
シャネルのCMもVOUGのモデルEもスキッ歯女優だらけですよね。
出っ歯や乱杭歯、八重歯はNG、スキッ歯はよし。
変な方程式。
でも私には、あれが美しいとはとても…