Zooey's Diary

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ワーグナー「神々の黄昏」

2017年10月02日 | 劇、オペラ、コンサート


ワーグナーの「ニーべルングの指輪」最終章を鑑賞。
2015年秋の「ラインの黄金」に始まり、「ワルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」
と3年の長きに渡って観て来ましたが、ようやく完結。
しかも一幕が5~6時間(長い幕間がそれぞれ2回ずつありますが)。
ジークフリートをステファン・グールド、演奏は読売日本交響楽団。

ワーグナーが北欧神話や伝説を素材として構成したというこの壮大な物語を
私などにはとても説明できない。
無理くり乱暴にまとめるなら
世界支配の権力の象徴である黄金の指環をめぐって、地下に住む小人族と天上に住む神々が争う過程に、
人間の愛や欲望が絡み合い、神々の世界が消滅していくという感じか。
指揮者の飯森泰次郎氏によると
「“火”と“水”による破壊を経て最後に救済を暗示する幕切れは、まさにこの世の過去現在未来のすべてが凝縮されています。
そして巨大な四部作の最後は、『ワルキューレ』でジークリンデが歌いあげた“救済の動機”が再び出てきて愛による新しい世界を予感させます」
のだそうです(新国立劇場のサイトから)。



ワーグナーにてんで興味がない私には、ブタに真珠、猫に小判。
睡魔と腰痛との果てしない戦い。
全てが終焉に向かって突き進んで行くという様だけは、感じ取ることができました。
夫の趣味によく付き合ったと自分を褒めてやりたいと言ったら
ワーグナー・フアンの方に石を投げられるでしょうね。
モーツアルトやプッチーニの演目なら、私にも楽しめるのですけど
やはりワーグナーの壁は厚く高かったということか。
とにもかくにも全作観たということに意義があるとして、記録を残します。



観劇の前に頂いたオペラシティ53階「よし田」のすき焼きとステーキ丼のランチ。


「神々の黄昏」 http://www.nntt.jac.go.jp/opera/gotterdammerung/
コメント (4)
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