椎名誠の「インドでわしも考えた」の中の
”はじめオレは、インド人というのは老いも若きも金持ちも貧乏人も全国民みんなが
カレーを食っておる、という話におおいなる疑問を抱いていた。
はたしてあんなに辛いものを本当に全国民が食っておるのだろうか、と思っていたのだが、
しかし生のインドを歩いてみるとまさしくそれは本当だった。
インド中のインド人が毎日カレーを食っていたのである。”
という文を昔読んで、笑ってしまいましたが
今回の旅行でも、まさにそれを実感しました。
ホテルの朝食 これ全部カレー
朝から晩までカレー。
レストランによっては、ムガル料理とか北(あるいは南)インド料理という説明が
ついているのだけれど、つまりカレー。
チキンカレーとかマトンカレーとかシーフードカレーとか野菜カレーとか豆カレーとか
赤いのとか黄色いのとか緑のとか種々様々にあるけれど、つまりカレー。
それにタンドリーチキン、ナン、ライス、小タマネギの酢漬け、ヨーグルトなど。
ホテルの朝食は欧米式なので無論それだけでなく、
卵料理やハム、ソーセージ、パン、シリアル、パンケーキ、フルーツ等々。
ピーマン、ニンジン、パセリ、タマネギなど様々な野菜のみじん切りを選んで
その場で焼いて貰うオムレツが美味しかったので、
私は毎朝それを頂いていました。
この中の緑のジュースはキュウリのジュース、赤いのはスイカのジュース。
(一口飲んでみたけれど、薄くてあまり美味しくなかった)
ラッシー(ヨーグルトの飲物)は、マンゴーラッシー、バナナラッシーなど色々あって
美味しい。
生のフルーツ、野菜も沢山ありましたが
食あたりが心配だったので、私は殆ど口をつけませんでした。
それでもおなかを壊したという情けなさ。
勿論、生水など一滴も飲んでいません。
何が原因だったのか、いまだに分からないのです。
まあとりあえず、カレーは当分見たくない、というところです。