Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「真夏の夜の夢」

2012年08月23日 | 劇、オペラ、コンサート
渋谷文化村のオーチャード・ホールで
熊川哲也Kバレエカンパニーの「真夏の夜の夢」を観てきました。



深い緑の森の中を、熊川哲也扮するいたずら妖精パックが
縦横無尽に飛び廻る様には、ただ見とれてしまいます。
人間の身体一つでここまで美を表現できるバレエっていいなあと
今更ながらに思います。
他の妖精や姫たちのまとう薄衣や花冠は夢のように美しいし、
色々な諍いや駆け引きの後、男が女を軽々と抱いて踊り上げる
グラン・パ・ド・ドゥにはうっとりとするし。
バレエって本当に、少女の夢が凝縮された世界のようです。



文化村のオーチャード・ホールは音響もよく、座席もよく、
トイレも清潔かつ機能的で言うことなし。
ミラノ、ウィーン、そしてパリと色々なオペラ座を観て来ました。
そりゃ建物の豪華さにおいては、欧州のオペラ座とは比べ物にならないし、
煌めくシャンデリアや華やかな天井画もありませんが
そして栄華に満ちた歴史もありませんが
機能美という点では、日本のホールも決して引けを取らないと思うのです。
文化村のドゥ・マゴ・カフェには無礼なギャルソンもおらず、
ウエイトレスは笑顔でてきぱきと働き、店のセンスもよく、
水も無料で素晴らしい。
ただ一つの問題は…

パリのオペラ座、シャガールの天井画

バレエのチケット、高すぎ。
S席18000円、A席14000円。
もっとも私は、ヨーロッパのオペラ座は中を見学しただけで(それも有料)
実際に演目を観たのは、ロンドンのハー・マジェスティズ・シアターだけなのですが
それでもパンフレットやHPを見る限りでは、日本よりずっと安いようです。
やはり完璧ということはあり得ないのか…

コメント (8)
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