Zooey's Diary

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ベーカー・ストリート221番地

2010年03月25日 | 映画
イギリス映画「シャーロック・ホームズ」が今、公開されています。
映画好きな私としては観たいのは山々なのですが
ちょっとためらう向きも…

子どもの頃、あまりにも夢中になって読んだので
イメージが自分の中で出来上がってしまっている。
そんな場合、その後観た映画で、満足した試しがないので…
ホームズの「緋色の研究」「 四つの署名 」「バスカヴィル家の獣犬」「赤毛連盟」
ルパンの「奇岩城」などと共に、夢中になって読みました。

今のように映像が溢れていなかった昔、
田舎の子どもには想像もつかないシーンも多々あった訳ですが
それでも本の中の小さな挿絵や、文章による描写から、
子どもの柔軟な想像力を駆使して、自分なりの世界を作り上げていたのです。
天才的頭脳を持つ私立探偵、冷静沈着な英国紳士、
霧にけむるロンドンの街灯、石畳にコツコツ響く足音…

ロンドンのベーカー・ストリートにあるシャーロック・ホームズ博物館(写真)、
昨夏行って来ました。
細長く古い建物、狭く急な階段をどんどん登っていくと
当時を再現したホームズの書斎など色々な部屋があり、等身大の人形もあり…
子どもの頃読み親しんだホームズの世界がそこにはありました。
「ベーカー・ストリート」駅全体がもうホームズ一色。
プラットホームにはホームズの影絵、 駅前にはホームズの銅像。
未だに世界中にシャーロキアンがいるという事実を、再確認したのです。

不思議に、大人になってから読んだ児童文学をその後映画で観た場合には
失望することもないのです。
例えばハリー・ポッターとか黄金の羅針盤とか。
デス・イーター(死喰人)、マー・ピープル(水中人)、ダイモン(守護精霊)など、
大人の錆付いた想像力では手に負えないものも多くて
映画に助けて貰えてありがたいくらい。
これはやはり、読む回数(子どもの頃好きな本は何十回、何百回読んでいた)の違い、
それと想像力の違いなのでしょうね…

映画の配役はホームズがロバート・ダウニー・Jr、ワトソンはジュード・ロウ。
ちょっと、いや、かなりイメージが違う。
しかも、頭脳を使う推理劇というよりは、派手なアクション劇であるらしい。
どうしようかな…?
コメント (2)
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