Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

号泣犬モノ第二弾「星守る犬」

2009年08月10日 | 
週末「HACHI」を観て泣き腫らした目で映画館を出たら…
シネコンが入っているショッピング・モールの書店に「星守る犬」が!

これも先週の朝日の書評で紹介されていたのです。
”山中に放置された自動車から中年男性とその飼い犬の遺体が発見された。
しかし、男性の遺体が死後1年経過しているのに対し、
犬の遺体は死後3ヵ月しか経過していないという検死結果が…。”

この紹介文読んだだけで、私はもう駄目でした。
家の近くの書店を覗いたのですが売り切れ、
なんとamazonですら新品在庫切れ!
(800円の定価なのに中古で1294円から出ています、今日の時点で)

泣きついでに、と思わず買ったのでした。
優しい漫画です。
10分もあれば読めてしまいます。
でも…
号泣です。

なんで生活保護を申請しなかったのだろう?とか
別れた妻や親戚にでも泣きつけばよかったのにとか
疑問は残りますが
お父さんは、最後の時間を愛犬ハッピーと過ごしたかったんだよね?
でも、人間、そう簡単には死ねない。
栄養失調で目が見えなくなるあたり、悲しすぎます。
お父さんは最後に、力を振り絞ってハッピーを抱きしめてありがとうって言う。
ハッピーはお礼なんてへんですよって言う。

”そしてお父さんはねてしまった
そしてそのまま
ずっとねむったまま
もうにどと
おきてくれない”

客観的に見たらこんな哀れな最期はないけれど
でもお父さんは幸せだったんだよね?
ハッピーがいたから。
そしてハッピーも、大好きなお父さんといられて幸せだったよね?
ハッピー、お父さんの傍にいてくれてありがとう。

ちなみにこの本を勧めた次男は
読んだ後、特に何も言いませんでしたが
どうだった?と聞くと
「中々」と言いました。
これは、次男にとっては最大の賛辞なのです。
村上春樹など、私の好きな本をどんなに勧めても読まないか、
読んでも「最低」「最悪」「微妙」の三種類位の感想しか帰ってこないのですから…

「HACHI」といい、この本といい、泣きすぎて凄い顔になった週末でした。
表紙の、ひまわり畑の中で微笑んでいるハッピー、
読んでからこれを見ると、また泣けるのです…
こちらで第一話の立ち読みができます。
「星守る犬」
コメント (2)
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