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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

イッタラ展、ドゥ・マゴ・カフェ

2022年09月22日 | お出かけ

イッタラというのは、ヘルシンキの北部にある村の名前なのだそうです。
1881年、そこに小さなガラス工場が作られたのが始まり。
そのイッタラの140年におよぶ軌跡を、450点の作品を通して紹介するという文化村の展覧会です。



イッタラというと、実用的でシンプルなガラス器というイメージを持っていたので、まるでキノコのようなふんわりした形のグラスや、沢山の鳥類のガラス器に驚きました。



イッタラバードの一つにはコアジサシという名前がついていましたが、色々な鳥がいるようです。
このコーナーは撮影可。



イッタラを堪能した後、文化村のカフェ・ドゥ・マゴでタルトタタンを。
アメリカから一時帰国中の友人と、4年ぶりに会えました。
お互いコロナ禍をなんとか生き延びて来たねえ、としみじみと。
私はこの文化村には、映画館、コンサート、美術館、カフェと、どれだけ通ったか分からない位なので、来春ここが取り壊しになる前に、是非お連れしたかったのです。
渋谷で落ち着ける希少なカフェの一つのここがなくなってしまうのは、つくづく残念です。





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李禹煥(Lee Ufan)、シチリア料理

2022年09月15日 | お出かけ

国立新美術館開館15周年記念、李禹煥(Lee Ufan)展覧会。
「もの派」の中心的作家として知られるアーチストなのだそうです。
石や鉄板や点や線やストロークがそこにありました。



この屋外展示物は撮影可。
侵入も可で、この巻紙みたいなのの中に入ると、中心は鏡仕様になっていてクラクラしました。


(これはネットから)

会場には音声ガイドがあり、アプリを導入してスマホから解説を聞くことができましたが…
解説を聞いても凡庸な私には尚、分かりにくい。


(ネットから)

こんな奇天烈なものを生み出すアーチストはどんな生まれ育ちなのだろうと思ったら、「李禹煥鑑賞ガイド」によると、氏は1936年韓国生まれ、高校時代は文学に熱中。
ソウル美術大学に入学の後、”横浜に住むおじさんの家に漢方薬を届ける為”来日、色々と物珍しく、そのまま日本に残って日大文理学部哲学科に編入。
その後、演劇、日本画などを経て美術に熱中、今に至ると。



こちらは撮影可、ベルサイユ宮殿にも展示されたのだそうです。



美術館の近く、乃木坂のシチリア料理店ダ・ニーノでランチを。
お客もスタッフもイタリア人が多い、陽気でカラフルなお店でした。


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「this is not a samurai展」海を渡った侍

2022年09月07日 | お出かけ

てっきり2~30人乗っていたのかと思いました。
6人しか乗ってなくて5人しか降りなかったら、普通気がつくんじゃない?
今日の謝罪会見の様子を私は見ていないのですが、被害女児の名前「ちな」ちゃんを「ちなつ」ちゃんと何度も言い間違えたって…
もう言葉がありません。



気を取り直して、久しぶりの銀ブラの報告。
映画を観たついでに展覧会巡りを。
まず、野口哲哉「this is not a samurai展」@ポーラ美術館。
数年前に猫を連れている侍の絵をSNSで見かけて妙に心に残り、2年前にここでその展覧会を見て喜んだのでした。



相変わらず人を喰ったような侍が続々登場。
ポスターの侍が持っているTHE METの紅い紙袋は、NYのメトロポリタン美術館のもの。

  

動物兜をかぶった侍や、シャネルで全身を固めた侍、死ぬほど落ち込んでいる侍。

   

この斜めに傾いた侍は、珍しく実在の人物の河津伊豆守なのですって。
幕府使節団の一員としてフランスに渡り、ナポレオン三世に謁見した人物なのだそうです。
彼は日本から持参した甲冑を纏って現地の軍事訓練を見学し、ナポレオンに絶賛されたのですと。



団扇にぶら下がっているような侍は10㎝ほどの小さなサイズなのですが、なんと壁に描いてあるのです。



ポーラの展覧会に欠かせない、ポーラ・オルビスの口紅でハートを描いた絵も、お約束通りありました。
侍と口紅とハート、およそ不釣り合いな組み合わせのこの絵が、私は猫侍の次に好きです。

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飛行少年の夢

2022年09月01日 | お出かけ

「からすのパンやさん」「だるまちゃんとかみなりどん」、息子たちに何回読み聞かせたかわかりません。
パン屋のからすの夫婦に4羽の子供が生まれ、夫婦は慈しんで育てます。
しかし子育てに忙しくてパン焼きがおろそかになり、失敗作が次々と。
その失敗パンを子供たちのオヤツに与えると、それが子供たちの友達の間で評判になり、子供たちのアイデアも取り入れた新作パンが次々に登場、パン屋は大繁盛したという話。
このパンがいっぱいのページでは、幼い息子たちは大喜びしたものです。



こんな優しい絵本を描いた著者が、東大出の工学博士とは知りませんでした。
1926年生まれのかこさとし氏は子どもの頃、飛行機が大好きな飛行少年で、軍国主義の時代背景もあり、航空士官になるのが夢だったようです。
しかし近視のせいで受験も叶わず、大きな挫折を。
高校生になった氏は学徒勤労動員となって工場に住み込みで働き、空襲、食料不足などで
散々苦しんだのだそうです。
その後、東大理工学部から昭和電工に入社、研究として働きながらセツルメント活動に精を出し、貧しい子供たちに紙芝居などを作っていたのですって。
それが高じて絵本作家になったのですね。



”子どもたちは、ちゃんと自分の目で見て、自分の頭で考え、
自分の力で判断し、行動する賢さを持ってほしい。
その手伝いをするのなら、死にはぐれた意味もあるのかもしれない”
かこ氏の言葉です。
会場には、からすのパン屋さんの、実物大のカラスやパンが並べられていました。



かこさとし展 

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可愛い猫を撮る講座

2022年08月11日 | お出かけ

何年ぶりかに池袋に行ったので、西武百貨店の屋上に寄ってみました。
こんな所にモネの池を作ってしまうって、やっぱり凄い。
前回来た時は薔薇の花が咲き乱れていたのに、この時期は花が少なくてちょっと残念。
あまりにも暑いので、写真だけ撮ってすぐに退散しましたが。



西武池袋線のひばりが丘という駅に初めて降り立ち、その住宅街の中のカフェ「ミケポス」に。
猫愛が強く、保護猫活動もなさっているオーナーが、猫の絵や写真、置物をこれでもかと飾っている小さなカフェです。
愛猫の撮影好きが高じて個展まで開いたという友人が、そこで可愛い猫の撮り方という講座を開き、対象が犬であっても構わないというので行って来たのでした。



カメラの絞りとシャッタースピード、ISO感度について。
スマホでいかに個性的に撮るか?
フワフワの毛並みやキラキラの瞳を撮るには?
私はタロウを撮る時、いつもオヤツで釣るのですが、それだと確実にこちらを見てくれるのはいいが、ワンパターンの写真になってしまう。
その脱し方は?
有意義な講義をありがとうございました。
その後、美味しいコーヒーと猫顔クッキーを頂きながら、ペットの話に花が咲きました。



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3年ぶりの…

2022年07月24日 | お出かけ

コロナ禍以来初めて、3年ぶりのAAF展(Automobile Art Federation)に行って来ました。
緑茂る公園の中の目黒区美術館。
イラストレーターの友人たちが何枚もの作品を出しているので、毎年楽しみにしていたのです。
ほんの一部だけ、御紹介を。



「セクシーロボット」などで有名な空山基氏のシルバーのサメ。



これは50㎝ほどのものでピカピカ光って、強烈なインパクトがありました。
腰高の位置に展示してあり、私はこの写真を撮って満足していたのですが
帰ってから、SNSにこんな写真をアップしていた友人がいました。
口の中にこんなものが!



「こんなん入ってたの!?」
「こういうの見逃しちゃダメよ」
「ってか、こんなオモロイの、その場で教えてよね!」
「気がつかないヤツがわるい」
「性悪爺…」
「注意深く鑑賞するのが製作者に対する礼儀ってもんだべな」
「単に覗き見が好きなだけやん!」
「それは否定はせんけど」
というアホなコメントのやり取りをSNSでして、その友人から了承を取り、上の写真をアップ。


作品を観るのも楽しみですが、日頃SNSで親しくしている友人たちと会えるのが何より楽しい。
猛暑の中マスクしたままの歓談、飲み会もなしとしてもね。


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真っ赤なディゴの季節

2022年06月22日 | お出かけ

渋谷のNHKのすぐ近くで、ディゴの花を見つけました。
まだ小さな木ですが、真っ赤な花は遠くからも目立ちました。


近年、都心で真っ赤なディゴの花をあちこちで見ました。
日比谷公園、紀尾井町の清水谷公園、恵比寿のアメリカ橋公園、どれも見上げるばかりの大木です。
昔、沖縄で見たディゴの花かと思いましたが、確認してみたらこれらはみなアメリカディゴなのですって。


(2017年アメリカ橋公園のディゴ)

アメリカデイゴとは南アメリカ原産のマメ科の植物で、日本には江戸時代に渡来したのだそうです。
鹿児島県の県木であり、アルゼンチンとウルグアイの国花に指定されていると。


(ディゴ、ネットから)

かたやディゴは沖縄の県花であり、本州では栽培できないらしい。
アメリカデイゴの花は卵型の旗弁が大きく垂れ下がっており、デイゴの花は細長い筒のような花びらをして、突き出すように咲いている。
確かに、並べてみたらこんなに違います。
そうだったのか…



渋谷パルコ1階にあるCafé Marly(カフェマルリー)でお茶を。
白黒タイルの床、大理石調の丸テーブル、壁にはクリムトの絵が。
ルーブル美術館に併設されているカフェ、Le Cafe Marlyと雰囲気が少し似ていますが、どうやら関係はないらしい。
焼きたてのイチゴのミルフィーユは美味しかったけれど、コーヒーとセット価格にならないのがちょと残念。

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梅雨の合間の

2022年06月09日 | お出かけ

梅雨の合間の日比谷公園では、薔薇はほぼ終わったとはいえ、色とりどりの花が咲いていました。

  

ここにあるアメリカンデイゴの、血の滴るような紅い花を私は楽しみにしているのですが、まだ蕾ばかりが大きな木にびっしりついていました。
あと一週間くらいかな?



ここにはまた、10mもあろうかと思われる、大きなタイサンボクの木があります。
東京とNYが姉妹都市提携をした際の、桜の寄贈のお返しに1960年にNYから贈られたものだそうで、洗面器くらいの大きさの白い花が、ポッカリと咲いていました。
これも頭上遥かの高い所に咲いているのを下からようやくという感じ、正面アップで撮れないのが残念です。



東急プラザ銀座では、「オビ=ワン・ケノービの館」が出現。
「オビ=ワン・ケノービ」の配信を記念して「STAR WARS Galaxy in GINZA」を開催中なのだそうです。



館内にはSWのテーマソングが流れ、等身大のオビワンとヨーダが迎えてくれます。
そして夥しいSWグッズ販売中で、大勢のSWフアンがあれこれとグッズを選んでいました。



実はその前に、有楽町の小さな映画館で、実話を基にした戦争映画を観たのでした。
それについてはまた後で書きますが、残虐な画面に疲れた頭を、公園の花やSWワールドが優しく慰めてくれました。
日本は平和でありがたい…


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ボテロ展とフォアグラ丼

2022年05月17日 | お出かけ

あらゆるものをふくらませて描く、南米の画家ボテロ。
90歳で今もコロンビアに健在の御本人が監修したという、文化村の展覧会です。


「オレンジ」なんて明るい静物画!
背景もオレンジ色、クロスはピンク色、暖色の中で丸くふっくらとしたオレンジが転がっている。
それだけの構図なのに、幸福感が漂っているようです。


「フォルナリーナ(ラファエロにならって)」これは撮影可。
ラファエロの聖母のような美人に比べて、こちらは銭湯の番台にいるオバちゃんみたい。
全体を膨らませると、目や鼻や口など、パーツは小さく感じられるのね。
 (ラファエロ版)



「ピエロ・デラ・フランチェスカにならって(2点組)」(撮影可)。
元絵の「ウルビーノ公夫妻の肖像」、これはウフツィでも観たし、辻邦生の「十二の肖像画による十二の物語」の中では高潔な人格の公爵のように描かれていて、ちょっと取りつく島もないという感じだったのですが(悪く言えばつまらない)、こちらの方がずっと人間らしく感じます。



外には広島市現代美術館蔵のブロンズ像「小さな鳥」が展示してありました。
飛行船のように膨らんだ身体、ガンダムのようにがっしりした脚、何処が小さな鳥?という感じ。
どうだ!?と面白がっているボテロの顔が見えるようです。



夕食をワインバー・シノワ渋谷店で。
メインは「ブルターニュ産仔鴨胸肉のロティ 山椒風味の赤ワインソース」。
和風フォアグラ丼がこちらのスペシャリテであるらしい。
小さなミニ丼ですが、甘酸っぱいソースに絡められたフォアグラがもち米のご飯に乗せられて美味しい。
デザートの「山形産さくらんぼとルバーブのクラフティ」は、ユーカリのハーブティで頂きました。


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シャングリラ

2022年05月10日 | お出かけ

昨日のモスクワでの「対ドイツ戦勝記念日の式典」をテレビで少々見て、気分が悪くなりました。
ウクライナでの「軍事作戦」は唯一の正しい選択だったと言い張る卑怯な小男。
それに答えて「ウラー!(万歳!)」と叫ぶ、一糸乱れぬ若い軍団。
あの赤の広場、2017年に行きましたが、とてつもなく広いのです。
そこを埋め尽くす兵士たちって、一体何万人いるの?
あれだけの膨大な人数が、あの小男の言うことが正しいと信じるように教育されているの?
人が燐家に突然侵入して、略奪暴行、挙句は殺人を犯したら、重い罪に問われる。
それが国だと、何故許されるの?
私にはどうしても分かりません。


気を取り直して、先日行った小さな展覧会のことを。
新宿の中村屋サロン美術館での富田菜摘展「シャングリア」
色々な動物たちが廃材で作られていて、とにかく楽しいのです。
例えば上の大きな馬は、鍋やフライパン、その蓋、アルマイトの食器、水道管やブラシからできている。



カメレオンの目は「ウニの骨」でできているそうですが、うん?ウニの骨って何?
海なし県で生まれ育った私には、ウニというとあの黒い棘に包まれた外側と、オレンジ色の中身しか思い浮かばない。
帰ってから調べてみたら、「ウニが死亡したあとに棘が抜け落ち、内臓系が腐ちた果てに残る、球形の骨格」なんですって。



豪華な孔雀の羽根は、スプーン、フォーク、王冠、そして蚊取り線香の缶などで作られているようです。



精悍な顔をしたハシビロコウもお見事。
本物はもっと頭でっかちで短足だと思いますが。



おなかからひょっこり子供が顔を出しているカンガルーは、なんとギターで作られています。

「シャングリア」という名前は、「Shangri-La」(理想郷)という英語から取ったのかしら?
見れば見るほど味わいがある、そしてクスっと笑えるような作品展です。
人間の現実世界は、シャングリラとは程遠いようですが…

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