アール・デコの時代に、パステル調の独特の世界を描き上げたマリー・ローランサン。
貧しい生まれながらファッション界の頂点に立ち、栄華を極めたココ・シャネル。
共に1883年に生まれた女性二人の軌跡を特集した展覧会に行って来ました。
珍しく、撮影OKの絵が結構ありました。
貧しい生まれながらファッション界の頂点に立ち、栄華を極めたココ・シャネル。
共に1883年に生まれた女性二人の軌跡を特集した展覧会に行って来ました。
珍しく、撮影OKの絵が結構ありました。

「わたしの肖像」

「マドモアゼル・シャネルの肖像」
この絵は、自分に似ていないとシャネルが描き直しを要求したそうですが、ローランサンはそれを拒否。
「シャネルは有能な女だけど、オーヴェルニュの田舎娘よ。あんな娘に折れてやろうとは思わなかった」とローランサンは語ったと、絵の横に説明がありました。
淡いパステル調の絵のイメージと随分違う、恐ろしい言葉。

「青と黒の帽子をかぶった少女」

シャネルのデザイナーであったカール・ラガーフェルドが、ローランサンの色使いから着想を受けて作ったというドレス。
控え目にキラキラと輝く淡いピンク色、繊細で夢のように美しいドレスでした。

シャネルのデザイナーであったカール・ラガーフェルドが、ローランサンの色使いから着想を受けて作ったというドレス。
控え目にキラキラと輝く淡いピンク色、繊細で夢のように美しいドレスでした。

このローランサン展が、文化村美術館の最後の展覧会であるそうです。
文化村には美術館の他、映画館、オーチャードホール(音楽や舞踊)、シアター・コクーン(演劇)、カフェ・ドゥ・マゴなどがあって、私はどれほど通ったか分からない。
自分の日記を「ドゥ・マゴ」で検索してみたら、15件ヒットして驚きました。

ドゥ・マゴのテラス席
そのドゥ・マゴを、先週予約しようと思ったら、とうに満席。
電話で聞いてみたら、なんと4月9日の閉店日まで満席なのだそうです。
予約フリーの席もあるので早目に来て並んだら入れるかもと聞いて駄目元で行ってみたら、20人以上待っている。
ということで、あきらめて公園通りの「Ivorish」でランチしました。
