カウンセリングルーム 横手(三鷹)しゃべりば

個人カウンセリング
グループカウンセリング
学習会
ひとりごと等
(見たいカテゴリーを、クリックしてください。)

5月19日開催の学習会によせて

2018年05月24日 09時45分26秒 | 学習会
 3年かかって、28ページまで進んだ「カウンセリングの技術」でしたが、
この日新しい方がいらしたことで、全員一致で、再び “ 振り出し ” に戻りました。
またからの新しい学習の始まりです。
おそらく私などは、この序をおそらく5回(?)以上は読んでいるかと思うのですが、何かこう襟を正さずにはいられなくなるような、数々の言葉に出会いました。
何度も何度も会っている言葉なのに、初めて会ったとしか思えないほどに気持ちが新しくなりました。
これも初参加の方がいらしたからのこと、また、私はわからないので皆様の言うとおりに進めてください・・・!と恐縮していた彼女に対して、
だったら最初からやろうよ~と、いとも簡単に言い放った先輩学習者たちのおかげです。

 序ⅲより抜粋
・・・しかし、真の意味における学問は、事実を事実としてあるがままに認知することに終始するものであるということ、現実に生きている人間は、決して心理学者の思考の枠内にあるものでもなければまた、心理学者が解説しているようなものでもないということ、
どんなにいかめしい、あるいはもっともらしい記述や解説を展開しようとも、知識は所詮知識であるということ、
個人の存在を規定的に支えかつ発展させているものは、おそらくその個人自身の自由にして自主的・自律的な思考であろうということ、
などを考えていただくならば、本書のなかに発展的な何かがあることを感得していただけることでしょう。
もしも読者が、本書によってカウンセリングに関する知識を得ようとするのではなく、
カウンセリングに関する、もしくは人間的な接触に関する、読者自身の思考と行動の発展に役立つ何かを捉え、もしくは検討していただけるならば、喜びこれに過ぎるものはありません。


 友田氏がかつて、どんな思いでこの書物を世に贈ったのか、 “ 踏み台 ” にという言葉が浮かんできました。
そして読むたびに “ 今、ここから ” という気持ちになる私です。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マサの卓球(ゴキブリ卓球) | トップ | 友罪 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学習会」カテゴリの最新記事