原因不明でネットにつながらず。ようやくネットにつながったよー。これは1月29日分です。
「大阪の日本画」に行って来ました。初中之島美術館です。人が多くてあきらめた岡本太郎展とは打って変わってすいている。楽々見ることが出来ました。大阪の日本画って親しみやすくていいと思うのですが、これが見たかったという強烈な吸引力がないのね。竹内栖鳳さんの斑猫を見にわざわざ東京に行ったけど、そういうのはない。生き物も植物も親しみが持てるし女性も子供も可愛いだけじゃない人間味があります。商人が床の間にかけるために発展したというのに納得。画壇の地位を上げるためじゃないのね。京都とはまた違う感じです。図鑑のような精緻な鯛が荒波を泳いでいるのが楽しかったです。
プラネタリウムで「火星を歩く」を見ましたが記憶になし(またか)。心地が良すぎるんです。
門井慶喜「定価のない本」読了。
ほのぼのしたミステリーかなと思ったら骨太な歴史ミステリーでした。戦後の混乱期、今までの文化はダメだと皆が西洋に走り始めていた頃歴史的価値のある本が次々安く売られていきました。日本の文化を手放してはいけないと頑張った古本屋さんたちの話です。物語も大切ですが、土地の台帳も大事。古い歴史の証人です。青森の文士も現れます。主人公のしようとしたことを考える時タイトルの意味が重くのしかかります。助けてくれてありがとう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます