八雲立つ

エラリー・クイーン「日本庭園殺人事件」読了。
エラリー・クイーンって何冊か読んだはずなのにエラリー・クイーンものの長篇を読んだ覚えがないんです。私が読んだ長篇はドルリィ・レーンだったのね。エジプトは児童書で読んだはずなのにまったく内容覚えていないし(こらこら)。ということはちゃんと国名シリーズを読んだのはこれが最初ですか。うーん。
心理合戦ですね。
ヴァン・ダインの中国美術品に対する造詣は深いですが(ファイロ・ヴァンスがか)、エラリー・クイーン(作中の)の披露する日本に対する造詣もなかなかです。大戦前のアメリカの日本趣味がわかって興味深いです。
自分からガラスケースの中に入ったり、家事の出来ないお手伝いさんを入れたり、短編で読んだエラリー・クイーンはコメディのイメージが強いのですがこういう駆け引きもこなすのね。
この本は本屋さんに何故か古本の棚が1つ置いてありました。その棚の本がもうマニアック。思わず3冊買ってしまいました。クイーンは日本だけ。何故それ？釣られてしまいました。商売うまいです。
いっぱい読む本がたまっています。