グロリオサまである

陶工房編集部編「やきもの文様事典」読了。

焼き物に使われている様々な文様を実際の写真で紹介してあります。古典はもちろん現代作家さんの作品も並んでいます。最初に縄文から近現代まで焼き物の歴史がざっくり紹介され、文様ごとの事典になっています。幾何学文様、植物文様、動物文様、器物文様、風景文様。富本憲吉と板谷波山の近代の文様づくりの記録や、近代の意匠が作られる工程まで載っています。スケッチが製図みたいで面白いです。試作品も作るのね。富本憲吉さんはかっこいい。板谷波山さんは綺麗。同じ花でも水彩画みたいに美しいのから言われないと何かわからんまで。幅が楽しい。おおらかなのが結構好きです。