餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

スノードームが秀逸

2021-05-01 22:57:22 | 本と雑誌
桔梗有香子「かわいいねりきり」読了。
和菓子の作り方の本も日々進化しています。以前の和菓子の本は和菓子職人さん監修で餡の炊き方からしていたりしました。10年くらい前に耐熱容器と電子レンジで加熱、フードプロセッサーも多用した和菓子の本があって、ほーっと感心。最近は映えを重視したものが色々出ています。透明に特化した和菓子本もありました(2019.8.31参照)。これは練りきり専門。でも寒天なども多用してシズル感(?)も出しています。白こし餡、黒こし餡は市販品。色素や金箔銀箔、抹茶など使って色を出しています。素材造りは簡素に、造形に特化した和菓子本かな。定番の四季の花もありますが、はさみ菊とか超絶技巧も入っている。朝顔など表面に色付き寒天をつけているので溝の深いところの色が濃くなっていたりします。餡をクリーム絞りを利用してバラの花やリボンを作っていたり、もうこうなると洋菓子の造形と変わりません。練りきりの雪だるまとツリー、透明寒天の中を銀箔が舞っているスノードームが綺麗です。
夏の和菓子に「金魚すくい」と「うちわ」がありました。「金魚すくい」は赤と黒の羊羹を金魚型で抜き、緑の羊羹を丸い型で抜いて一部に切り込みを入れ蓮の葉にしています。小さなビニール袋に透明寒天液を入れ金魚達を入れ紐で縛っています。「うちわ」は直径4.5cmのセルクルで伸ばした白練りきりを抜き、さらに下3分の1をセルクルの縁で抜きます。薄く寒天液を流し入れ赤い金魚と水草の羊羹を敷き、さらに寒天液を入れセルクルから外します。下の部分を少しセルクルで抜き黒文字を刺してうちわにしていました。かわええ。黒の金魚でも可。完璧に目の保養です(作らんかいっ)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿