「円山応挙から近代京都画壇へ」と「琳派展21 没後200年 中村芳中」「ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展」に行って来ました。
「円山応挙-」あー、しているよと思いつつなかなか行けず。わー最終日だと慌てて行きました。すごく大幅に展示替えをしています。前期も来たかった。大乗寺の襖絵がどどんと来ていました。配置も合わしてありました。でも前に大乗寺に言った時宝物庫に納められる前の襖絵を見られて良かったなと。ガラス越しでないし昼の光りですごく鮮やかに見られました。絵の具が宝石の色です。美術館の照明はちょっと暗めでした。でも墨絵のクジャクの絵が色があるように見えるのはやはり不思議でした。長沢蘆雪や竹内栖鳳、上村松園が来ているのにホクホク。
「- 中村芳中」小学生の絵みたいです。でも小学生はかえってここまで簡略化しないかな。ほんと漫画。朝顔が中が白い青の輪っかです。たらし込み大好き。輪郭線や書名までにじんでいます。ほんわかしていて好きなんです。
「ぼくとわたしの-」絵本の原画展ですが貼り絵だったのですね。パンダ銭湯が好きなんです。目つきの悪いパンダがいいんです。銭湯が再現されていました。置いてあるシャンプーが笹の香りって。他にもいろんなアイデア絵本が。しろくまのぱんつがすごいたくさんの国に翻訳されています。映画「未来のミライ」の駅員さんのデザインされていたのですね。楽しい世界でした。
三川みり「もってけ屋敷と僕の読書日記」読了。
尾道に暮らす中学2年生鈴川有季は奇妙な自動販売機を見つけます。民家の門前に大きなベニアの箱。ペンキで「本の自動販売機」。あまりの奇妙さに避けますが、ある日出来心で100円を入れると。中から本の束を渡され、逃げると本の束を抱えた初老の男が追いかけて来ました。怖いよ。結局おどされ持って帰ることになるのですが。
終活で本を減らすといいつつまた増やしている老人と少年とその友人達の話しです。出て来る本が渋いです。