九マイルは遠すぎる

ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」読了。

アンソロジーで表題作だけは読んだ事があったのですが、シリーズは知らなかった。これ、好みです。何で今まで読まなかったのか。典型的な安楽椅子探偵で、ブラウン神父や隅の老人の系譜です。表題作などたった１１語で事件を推理しています。やるやん、ニッキイ・ウェルト(知り合いか)。ヴァン・ダインばりにチェスをしていて犯人がわかるというのもあります。チェスでわかるわけではないけど。８作しかないのが残念。