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餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

猫じゃ猫じゃを踊る

2013-07-25 23:57:07 | 本と雑誌
稲垣進一・悳俊彦「江戸猫」読了。
猫の浮世絵だけを集めた日本初の作品集だそうで。中身は圧倒的に国芳が多いです。それはそうで国芳が猫を描くまでは猫は美人画の添え物程度だったようです。国芳は猫と暮らしていたようで、描くは描くは。美人画から化け猫から寄せ絵から。五十三次の猫駄洒落に猫文字、擬人猫。猫が舞い、猫が踊り。倹約令で役者絵が禁止されると役者似の猫を描いています。お手本が良かったのか、国芳の弟子達も猫の絵をよく描いています。たぶんのみが大変だったでしょう。
猫の手をとって猫を踊らせる少女…猫好きって昔から変わっていないのね。河鍋暁斎の猫が意外にかわいらしいです。
青文が今度はまた沈んでいます。何とかならんかな。