天然道化の希望!

2010-04-13 22:31:55 | さくら日記

桜の季節でしたね~。

お天気がスッキリしない中・・・
暖かい日もあれば、寒い日もあって・・・

桜が長く咲き続けてくれていたので・・・
なんとかお花見も楽しみました。
ピカくんは、サッカー教室のお花見をパパとまるちゃんと参加して・・・
まるちゃんは、ママとパパとおばあちゃんと桜並木のお散歩を楽しみました。

そんな中、まるちゃんは、無事に入学式を迎えることができました。
まるちゃんが頑張ったとあって親戚の方々や私の友人達からもお祝いをしていただき・・・
晴れて、まるちゃん希望の学校へ入学する事ができたのでした。
本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そんな気持ちで・・・
まるちゃんが制服姿になると・・・なんだか頼もしく思えて・・・
なんだか・・・母としては、嬉しくもあり安心もしております。
まるちゃん!
希望でいっぱいの、素敵な中学生活を送ってね!
入学おめでとう!


そしてピカくんも3年生になり・・・
相変わらず、学校が楽しいようで毎日元気に登校しております。
そんなピカくんですが・・・変わった事といえば・・・
足も大きくなって、靴のサイズが大きくなったり、
サッカーの練習日が増え、更にサッカーに燃えています。
やはりピカくんも頼もしくなったな~と感じます。
ピカくん!
何でも頑張れる、かっこいい3年生になってね!
進級おめでとう!

ママは・・・
まるちゃんとピカくんが新しい年度を向かえ、
新しい学校生活にホッとしているところです。

そんな、入学式前には・・・
父が入学お祝いということで久しぶりに母と遊びにきてくれました。
そして、そして・・・
またまたご馳走に!
今回は、ステーキをご馳走になりました。
まるちゃんもピカくんも大喜び!
まるちゃん、おじいちゃんに感謝して「素敵」なお姉さんになってね!(笑)

素敵!素敵!と連発させましたが・・・
今回、まるちゃんと鑑賞した映画「ジュリー&ジュリア」は本当に素敵な映画でした!
メリル・ストリープさん演じるジュリアさんがあまりにも可愛らしくて魅力的で素敵な女性だったので・・・
まるちゃんも私もすっかりジュリアさんのトリコになってしまいました。
いつでも希望を持っていて、前向きな人ってやっぱり素敵!ですよね~!

そんな事を思いながらも・・・
まるちゃんは・・・更にお菓子作りや料理を楽しんでいます。

ジジとババが遊びに来た際には・・・
ジジが送ってくれたさつま芋の蜜芋でスイートポテトを作って、一緒にティータイムで試食していました。
そして、ジジとババが美味しい!と喜んでくれると・・・
さらに、叔父さんへということで、お土産にして持ち帰ってもらいました。
それから・・・
まるちゃんのお友達が遊びに来ると・・・
まるちゃんはお友達に手伝ってもらいながら、イチゴとブルーベリーのタルトを作りました。
お菓子の教科書」を見ながら生地やカスタードクリームを作って、
イチゴとブルーベリージャムをトッピングしていました。
どうやら、ブルーベリーが手に入らなくて代わりに粒粒ジャムを購入したようです。
完成すると日も暮れていたので・・・
お友達には、お友達とお友達のお母さんの分を切り分けてお土産にしていました。
そして家族でも試食タイム!
すご~く美味しい!まるちゃんは段々とお菓子作りの腕を上げていたようです。
それから、それから・・・
ママが仕事の間には・・・
パパとピカくんにはホットケーキの素で、揚げドーナツを作ってあげていたようです。
ママの分もすこ~し取っておいてくれたので、嬉しかった~!

どのスイーツも美味しかったよ!
ありがとね!まるちゃん!

それから更に・・・
まるちゃんが今回挑戦した料理は・・・

ホワイトクリームシチュー
たっぷりチーズの春野菜スパゲッティー
あったかポトフ
蜜ポテトのキーマカレー
のこりものキーマカレーのグラタン
まるちゃんの鶏の唐揚
にんじんの豚の肉巻き

こんな感じで・・・
試行錯誤しながら・・・春休みは夕飯作りを手伝ってくれておりました~。
なんだか・・・ママにも奥さんが出来たみたいで嬉しい!
これからは、勉強や宿題やクラブも始まるので・・・
まるちゃんのペースでお手伝いよろしくね~!

そして・・・ママを助けてくれて、ありがとう!


話は変わりますが・・・
今回、映画鑑賞した作品は・・・

まるちゃんは
幼稚園時代からのお友達と「スパイアニマル・Gフォース」を鑑賞しました。
そして、
ママの中学時代からのお友達の娘っ子同士で「プリンセスと魔法のキス」を観ました。

ピカくんは
ママの中学時代からのお友達の息子同士で「スパイアニマル・Gフォース」を鑑賞したのでした。

その間にママは・・・中学時代からの友人達と・・・
ファストファッションのショッピング~!に行ってまいりました。
買い物先は、TVで知ったお店で、初めて足を運んだお店だったので・・・
なんだか・・・ワクワクしながらお買い物してしまいました。
ママの背丈をついに抜いてしまったまるちゃんのお洋服も買って・・・
もちろん!自分にも・・・ご褒美のお洋服を購入!
友人達もゆっく~り買い物を楽しんでおりました。
そんな中、
友人のまだまだ小さくて可愛いBabyの姫君はベビーカーでスヤスヤお昼寝。
ママ達のつかの間の息抜きになったのでした~。
子供達も映画に大満足!ママ達もショッピングに大満足!

今回の集まりは、お天気だったなら、みんなでお弁当を持ってお花見の予定でした。
しかし、その日はあいにくの雨模様。
それでも・・・親子で楽しい集まりになって良かったです~。


話は逸れましたが・・・映画の話に戻って・・・
それからそれから・・・
ママは
まるちゃんと一緒に「ジュリー&ジュリア」を観ました。

その日はまるちゃんと映画館へ足を運ぶと・・・
上映時間までたっぷりと、待ち時間があったので・・・
二人で近くの町並みを楽しみながらお散歩して、花盛りな桜並木で写真を撮って・・・
お花見を楽しんでしまいました~
そして・・・
散歩途中で見つけた、古書店で本とマンガを買って・・・
近くのカフェでお茶しながら、まるちゃんは少女漫画を楽しみ・・・
ママは、前回からの流れから・・・
偶然に巡ってきた読書タイムということもあり・・・
太宰治の文学の世界へと・・・「人間失格」のページを開いて見ました。

ん~親子でちょっと贅沢な時間。

それから・・・数日後に・・・
「人間失格」を読み終えた私は・・・
ちょっと楽しみにしていた、映画と原作の答え合せをしてみました。

私は・・・
映画では葉蔵さんを第三者の立場から客観的に見ていました。
だから・・・
映画での葉蔵さんの心の内を知ることは出来ずに、想像することしか出来なかったのですが・・・
原作の葉蔵さんは、まさに読者(私)が太宰文学に入り込み当事者になってしまうのです。
そして・・・葉蔵さんの心の内が具体的に書き記されている原作では・・・
葉蔵さん自身の当事者の感覚になりつつも・・・、
私自身が、他人(ひと)の心の中を覗き見しているような感じにもなってしまいました。
それでも、そんな感覚を払拭しながらも・・・
四面楚歌になっている葉蔵さんに解決策はないのか?
と考えてみるのです。
それでも、どうにもこうにも、人間の心理を幼い頃から悟り、理解してしまった葉蔵さんには・・・
なにもかもが・・・暗闇で、射しかかった光も・・・またまた人間に閉ざされてしまうのです。
そして、私も一緒に、あの時代の絶望的な感覚に襲われるのです。

しかも・・・
太宰治さんの、生い立ちや、最期を知っている現代人の私が原作を読んでみると・・・
なんだか、太宰治さんが・・・
自分で創ったパンドラの匣の中に自分の本当の心の内を全て詰め込んで・・・
筆を走らせていたのではないかとさえ思ってしまうのです。
そして、そんなページを開いた私は太宰治さんのパンドラの匣を開けてしまったような気になったのでした。
以前からの漠然としたイメージとして、「人間失格」はただただ暗い作品としか思っておらず、読みたいという気にはならなかった作品でした。
しかし、映画をきっかけに・・・
原作を読んでみると・・・やっぱり暗いのです。
本当に人間の心を抉り取った作品に思えてきて・・・
一瞬、人間なんて人間なんてと・・・私までも人間って何者?
なのだろうと益々分からなくなるのです。
映画作品を鑑賞した時のように「葉蔵さんしっかり!」
な~んて声をかけても無意味だという事も知ってしまうのです。
そして、この作品の事を深く深く考えれば考えるほど・・・
頭の中がぐるぐるしてしまうのです。
それでもね。それでもね。
そんな原作でもやっぱり・・・ユーモアがあるんですよね~。
読みながら笑みを浮かべて、思わず・・・くすっと吹き出してしまった瞬間がりました。
完読してみて、あとがきも解説も読んでみて・・・思うのです。
あの老女中は、私みたいな天然ボケなのか?
はたまた、葉蔵さんみたいな道化なのか?
そして、またまた思うのです。
「そんなのどっちだっていい~!」と・・・
だからこそ・・・そんな事を具体的に書かれていない・・・
老女中さんの下剤話だけは・・・この作品に希望を感じたり・・・。(笑)
そんな優しいユーモアをちゃんと残してくれた「人間失格」の作者の太宰治さんから・・・
「なんだか暗い話ししちゃってごめんね!」
って言われているような気がしてしまい・・・
太宰治作品の魅力を知る気まぐれママなのでした。
そして、今の時代もこれからも読み継がれていく文学であるのだな~と・・・
改めて理解できた私なのでした。

でも、この作品を初めて目にして、作家の太宰治を知らなかった当時の人が・・・
「人間失格」のページをめくったのなら・・・この作品を「お化けだ~!」
とつぶやいた人がいるのかしら?
な~んて当時の読者を妄想する私がいたり・・・。
あまり物事を悟らずに知識を入れすぎないで・・・
私も・・・自分が感じるままにお化けだ~!ってつぶやけるトキメキはいつまでも・・・
持っていたいな~。

そして・・・
作家とは人間の心を具体的に活字にするわけですから・・・
時には、パンドラの匣創りをしなくてはならない・・・
覚悟を持った凄い職業なのだと・・・改めて感じる私なのでした。

なにはともあれ・・・
子供達には・・・
いつでもトキメキと希望の心だけは持って成長していって欲しいな~と思うのです。

今年度も素晴らしい一年になりますように!


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