花見小路から新橋通りへと歩を進める。
外国からの観光客の多い事、それに和服姿のペアが目立つ。
良い雰囲気が醸し出されている。
祇園・・・都の大尽遊びのメッカである。
一見の客は「お断り!]などとの世迷言は、今は昔なのだろうけれど、祇園の奥深いところではまだ脈々と生きている。
けれど、置屋は小洒落た割烹レストランに返信したり、多国籍料理の店になっている。
ま、いっか!
玄関の戸口の上に、名札がかかっている家には舞妓さんや姐さんがいて、夕方にはその家からお座敷に向かう。
祇園は和服の似合う街である。
この古都が今にあるのは、やはり学問だと知った。
実に格調のある言語と、立ち居振る舞いは類を見ない。
悠久の歴史と、今が微妙に混ざり合って独特の文化が醸成されているのである。
いままでの映像は「花見小路」である。
ここからは新橋通り。
新橋通りは、清冽な流れが貫く小気味よい街である。
だがしかし、奥は深い。
得体の知れない奥深い街である。
掴みどころが無い、鵺のような街だとでも言おうか。
「祇園ゆく暗夜に深き夏の夢」
疲れたら、ここで一服!
川の流れは、疲れなど知らない!
と流れ続けるのである。
夏の京都は、暑いけれど愉快である。
夏の京都は、探せば必ず風の道がある。
その道を探して佇むと、なんとも言えない爽快さである。
荒 野人
外国からの観光客の多い事、それに和服姿のペアが目立つ。
良い雰囲気が醸し出されている。
祇園・・・都の大尽遊びのメッカである。
一見の客は「お断り!]などとの世迷言は、今は昔なのだろうけれど、祇園の奥深いところではまだ脈々と生きている。
けれど、置屋は小洒落た割烹レストランに返信したり、多国籍料理の店になっている。
ま、いっか!
玄関の戸口の上に、名札がかかっている家には舞妓さんや姐さんがいて、夕方にはその家からお座敷に向かう。
祇園は和服の似合う街である。
この古都が今にあるのは、やはり学問だと知った。
実に格調のある言語と、立ち居振る舞いは類を見ない。
悠久の歴史と、今が微妙に混ざり合って独特の文化が醸成されているのである。
いままでの映像は「花見小路」である。
ここからは新橋通り。
新橋通りは、清冽な流れが貫く小気味よい街である。
だがしかし、奥は深い。
得体の知れない奥深い街である。
掴みどころが無い、鵺のような街だとでも言おうか。
「祇園ゆく暗夜に深き夏の夢」
疲れたら、ここで一服!
川の流れは、疲れなど知らない!
と流れ続けるのである。
夏の京都は、暑いけれど愉快である。
夏の京都は、探せば必ず風の道がある。
その道を探して佇むと、なんとも言えない爽快さである。
荒 野人