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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

男の道具

2011年05月24日 | 日記
ぼくにとって、男の道具は万年筆である。
エボナイトの軸に、金とプラチナのペン先、それに太めの握り。

書きやすさは、やはりその適度の重さでもある。



ぼくは、やはりモンブランが好きである。



かつては、ウオーターマンもつかったけれど少し重すぎる。
それなのに軸が細すぎるのである。



これはパイロットの金無垢の万年筆である。
パイロットもプラチナも使ったけれど、ペン先と本体のバランスが微妙なのである。
MADE IN USAの万年筆は、クロスだけれどペン先が硬すぎる。

英国では、パーカー。
紳士の国の筆記用具なのに、デリカシーに欠ける万年筆なのである。
その他、ペリカンとかカランダッシュなども使ってみた。
やはりモンブランに限るのである。



万年筆を胸ポケットに挿し、家の周りを歩いた。
何かを書く訳では無いけれど、不思議に安心感があるのである。



時には特注で蒔絵を施した万年筆も使ったのであるけれど、やはりモンブランに戻った。
今日胸ポケットに挿したのはこの蒔絵のものである。



家の前のアカシアの若葉が、段々その色を濃くしている。
微妙な色合いが若々しく好きである。

この下には、ムラサキツユクサが咲いている。



次々と咲いてくれる、繊細な花である。
環境にも敏感で、微妙でいて繊細な花なのである。

花を絞って紫の汁で草木染めの真似事をしたこともあった。
なんだか、ちょっかいを出したくなる花なのである。



なんという名前だろうか?
ピンクの花が可愛らしい。



好きな雑草である。
生命力逞しい花である。



万年筆のケースに入れてある貝殻である。
この貝殻に耳を当て、海潮音を聴くのである。

これからは、扇子が重要な男の道具になる。
大きめに開く扇子、骨の多い扇子。

そうした扇子で扇ぐと風が優しいのである。
そうした繊細な扇子を作る職人さんがいなくなったそうである。

万年筆もそうである。
大量生産のものが多くなって味が無くなってきた。



でも三色ボールペンは使い勝手が良いのである。




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 荒野人


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