エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

城址を歩く・・・2

2013年01月29日 | ポエム
岩槻城である。



その池には、赤い橋が架かっている。
縁起の良い色である。



この池には飛来した鴨が泳ぐ。
いやいや、浮寝鳥もいる。



手前の鴨はすっかり寝てしまった。
首を縮めて、動きを停めている。
厳冬の季語「浮寝鳥」である。



市民の憩いの場所となって久しい。
石のベンチには、すっかり苔が蔓延(はびこ)っていた。



なかなかに雰囲気のある佇まいであって、ベンチが座るとは限らない世界の流れに沿っている。
例えば、ガウディなども座れないベンチをデザインしている。







「苔むせば時間の流れ凍りたる」



「浮寝鳥静謐溜めこみ時停めぬ」







上が裏門。
下の写真が黒門である。

そう、ここは城址公園なのである。


       荒 野人


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