エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

葛西臨海公園の海

2013年02月21日 | ポエム
風は冷たい。
けれども、日差しはうらうらの一日であった。



ぼくは、下萌えの上をゆっくりと歩いた。
日差しが暖かく、セーターを脱いだのであった。

でもコート姿だと、お地蔵様みたいに見えて膨らんでいる。
ふくら雀・・・いやふくら烏か?



葛西臨海公園の波打ち際は「人工なぎさ」である。
そうであっても、月日がなぎさを渚にしてくれている。

自然に力は大きい。
大きいし、素直だ。
寄せては返す波が、自然のままの姿を再現し、やがてそれが当然のように自然になっているのである。







「なぎさにも海原続く春を載せ」







波がキラキラとして美しい。
天候に恵まれつつも、だがしかし俳句は詠めなかった。







「春の海魚鱗輝く波の来る」







葛西臨海公園のシンボルは、観覧車である。



昨日は、御休みであって観覧車は静かに停まっていた。
なぎさに遊んだ一日。
吟行になりえたかどうか・・・。

今夜中に俳句を産みだしたいのであるけれど。



     荒 野人


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