エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

六義園に色あり

2012年01月29日 | 日記
いま六義園では色が無いのだろうと勘違いしておられる方が多かろうと推測する。
いやいやそうでもありませんぞ!
冬枯れの庭園にしか無い色だってあるのである。



まさに季節は「冬ざれ」であるけれど、だからこその色探しだってあるのだ。



蝋梅に積った雪が氷となっている姿である。
これだって、耐える蝋梅。
春を待つ気持ちが募るではないか。



これはおそらく千両である。
この植物は、一両から十両、百両、千両、そして万両と種があるのである。

素人のぼくたちにはその判別は確然としきれないけれど、近々にその種別に花と木を紹介しようと思っている。



梅の蕾がここまで膨らんできている。
梅の開花は間近であると言って良いだろう。

この赤味が期待を持たせてくれるではないか。



かたや桜はこんな状態である。
梅は咲いたが、桜はまだかいな!と唄った日本人の心は優しい。



これは南天。
雪ウサギに使った。

青い葉はウサギの耳。
紅い実はウサギの目である。

子どもの頃、雪が降ると母が作ってくれたものだった。
母にかかると、雪に命が吹き込まれてウサギが跳ねてくるかのようだった。
母の手は魔法の手であった。

とまれ、これらの色は六義園にある色である。




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 荒野人


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