エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

コブシの実は赤から黒へ

2011年10月16日 | 日記
辛夷・・・春の到来を告げる花である。
辛夷より少し早い開花を見せるのは「マンサク」の花だ。

どちらも希望を抱かせる花であって、明日へと続く花なのだ。
東北大震災の被災地は、これから冬を迎える。
被災者ほど花が待ち遠しいのだと思う。

辛夷が希望である理由はもう一つある。
それは実を包む莢が「握りこぶし」に似ている事である。

こぶしを固く握り、復興に前進するのである。
コブシの命名の理由でもある。



さて、いまコブシの実が枯れてきている。
秋が終わる気配の一つでもある。



これは黒くなった実である。
まるで炭化しつつあるかのようだ。



だれが置いたか、コブシの実の莢一つ。
これなどは完全に炭化したように見えるのである。

赤く色づく実もあれば、このように黒ずんでくる実もある。
それぞれが命を営んでいる、そう思えば愛おしい。



マユミの実は赤くなっている。



これは棗の実である。
良く見れば、お茶の道具「棗(なつめ)」に似ているのである。

季語で現すと、そろそろ「冬隣」なのである。

いまぼくは「栗の渋皮煮」を作っている。
レシピでは1キロが単位だったけれど、どうせ手間暇かけて「作るのなら」その倍、2キロと取りかかった。
鬼皮剥きから始まって、すでに6時間。
ようやく、三温糖を入れてことこと煮始まったところである。

煮詰めるのに、あと何時間かかるのだろうか?
日付が変わる前には終わらせたいのだけれど・・・。
明日、成果をお見せしようと思う。

因みにレシピは「雅勒の散歩道」というブログから拝借したものである。
明日、作業手順と合わせそのブログは紹介したいと思っている。
雅勒さんは能の面をうっている方である。






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 荒野人



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (MIKO)
2011-10-16 13:00:42
こんにちは。
同じ自然を見ても、観察力があり感性の鋭い方と、私のような節穴だらけの目しか持たない人間では、見える世界が違ってきますね。

そんな意味でも、自分ならば気付かずに素通りしてしまうものを他の方々のブログで見せていただいて、目と心の栄養にさせていただいています☆
(ちょっと図々しいですけれどね)

「栗の渋皮煮」と聞いて、あれ?雅勒さんのところで見たなあと思ったら、やはりそうだったのですね。

私はお能に憧れているので、「井筒」の記事を拝見して以来、雅勒さんのブログにも毎日立ち寄っています。

シニアには素晴らしいブログがありますね。
エピローグさんもそのひとつで、コメント残さない日でも毎日立ち寄らせていただいています。
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