エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

コハクチョウですが、何か?

2012年02月24日 | ポエム
コハクチョウの顔は凛凛しい。
きっと睨まれると、後ずさりしたくなるほど鋭い。



「コハクチョウですが、何か?」
とでも言っているようである。



水面を滑っている時は、優雅である。



顔だって穏やかである。



羽ばたく時だって鋭いけれど、可愛らしい。
だがしかし、上から見下ろされている分が怖いのである。






      火の鳥となる落日の大白鳥     古賀まり子









      白鳥や空には空の深轍       高野ムツオ









      千里飛び来て白鳥の争える     津田 清子






毛繕いしているのも、可愛い。

さて、今日は先達の白鳥俳句を紹介した。




      春の雨ふわりと被う飛天かな      野 人

      如月の川面にはぜる気配かな     野 人






俳句を詠むことの難しさを実感するのである。
実に、視点が逞しいし詩的である。
やはり対象としっかり向き合った結果でもあろうか。

自分の句の陳腐化がしみじみと感じられ苦しいのである。





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     荒 野人


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
立花さんへ! (荒野人)
2012-02-25 09:24:56
流石は我が先輩、立花さんです。

たおやかで、かつ凛としているコハクチョウです。
滑り来る、と読んだところが素晴らしいですね。

白鳥でデジブックを作りますね。
でも、もう少し俳句をためてからにします。
ご了解ください。
返信する
rippleさんへ! (荒野人)
2012-02-25 09:22:09
コハクチョウもなかなか優雅であります。
オオハクチョウのような華麗さにかけるのかもしれませんが・・・。

オッペ川のこのコハクチョウ、まだまだ楽しめそうです。

埼玉、恐るべしですね。
返信する
白鳥ですが、何か? (立花)
2012-02-24 21:52:49
野人さんの写真と文章、それに俳句には感心してしまいます。特に俳句は最近始められたとの事、どうすればそんなに上達するんですか?教えてください。
たおやかな白鳥凛と滑り来る  立花
返信する
Unknown (ripple)
2012-02-24 10:03:26
コハクチョウは
コハクチョウで
完成された
美しさがあり
見惚れてしまう
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