エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

桜紅葉

2016年11月15日 | ポエム
どの木も、見事に紅葉になる訳では無い。
殆どの木は、それほど見事では無いのだ。



綺麗な桜紅葉を見たければ、なるべく若い桜の木を探すのが良い。
紅葉した葉をしっかりと木に縫い止めている。



桜紅葉の例外もある。
そう・・・大木でも綺麗な場合があるのだ。

ぼくの知っている限りにおいては、新座にその字は存在する。
その木は、遠目でも余りにも鮮やかである。
武蔵野線の車内から、望見できる。



見つけたら、下車するしかない。
それほどその木は、見事である。
機会があったら、その気の全体をお見せしたいのだけれど・・・。
年を重ねた所為だろうか、足を延ばす事が億劫になってしまっている。







「桜紅葉齢の重さ計りおり」







この桜紅葉、見事に空と同化している。
だから、ぼくにとって好きな一枚になった。

赤い葉と青い空と、その織りなす綾は隙間の美学を見せてくれる。



    荒 野人


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