エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

神宮外苑のいてふ並木の見ごろ

2009年11月28日 | 日記
いま神宮外苑の銀杏並木が見ごろを迎えている。
善男善女がわんさと押しかけて、けだし人を見る気配である。

人が多く集まるところは「傍若無人」になるのは古今東西何処も同じである。

信号を無視して車道で写真を撮る・・・などは当たり前であるのだ。



ぼくはこの晩秋、初めて来たのである。

見上げると黄色。
視線の全てにおいて紅葉が押し寄せてくる。




          いてふのかほり


      そのかほりは
      たとえば
      きみのにほい
      ぼくのうでがぼくのかたに
      ふれたときの
      ときめき

      そのかほりは
      たとえば
      きみのてのひらのぬくもり
      きみが
      ぼくのうでに
      フッとふれたときの
      あたたかさ
      だ

      いてふのかほりにつつまれたとき
      ぼくは
      きみのすべてをうばってしまいたい
      そのしょうどうをおさえるのは
      きみが
      たいせつだから
      きみを
      まもりたいからなのだ

      いてふなみきが
      きみとのあいだを
      うめてくれるように
      ぼくはいのったのだった

      いてふのかほり
      きみのにほい
      りゅうれいとしたくうき
      きみがかんどうする
      いてふのいろに
      いてふのおちばに
      ぼくはなってしまいたい
      とおもうのだ





あくまでも天を突く梢の黄色。
東京の天も捨てたものじゃない。


にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村
                     荒野人


      


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。