エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

義姉逝く

2013年03月18日 | ポエム
義理の姉、妻の実姉が逝った。
16日土曜日の夜である。

このところすっかり弱っていた。
姪っこから「母が弱っているので様子を見に来て下さい!」とのSOSの添え書きがある賀状が届いた。
そのハガキから三ヶ月もせず逝った。

妻の報告では「ホスピス」の空き待ちだから・・・。
との事であったから、ぼくはホスピスに入所したら見舞いに行くね、と言っていたのだが・・・。
生あるうちに会う事は叶わなかった。

親族が逝くのは、年齢から言えば止むを得ないけれど「寂しい」。
近頃は、身辺で亡なる方が多くなった。

東京で桜の開花宣言があった日、義姉は逝った。
医者は「桜は無理です!」と言っていたとの事。
医者の判断はシビアである。

義姉は、たまさか妻が泊まりがけで見舞に行った夜に息を引き取った。
従って、今日から2~3日ブログは御休みにしたいのである。



我が家の周辺も桜が咲き始めた。
木蓮は、白くたおやかに咲いている。

追悼句も出来無い。
悲しみが深いからである。







「谷崎忌妻の姉妹の朧たけぬ」



「一人逝く背中を押すか桜咲く」







この句は、谷崎忌の日に詠んだものである。



ソメイヨシノが咲いた日に、義姉は逝ったのである。
お花見は出来なかったけれど、彼岸の地で両親と兄が待っている。
お花見はその地で・・・。



合掌




      荒 野人


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