エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

セミが鳴いた・・・うれしい

2011年08月03日 | 日記
今、車軸を流すような雨が降っている。
スコールである。

午前中の曇天と蒸し暑さは無くなって涼しさが増している空気である。

午前中、散歩していたのである。
少し深い林の向こうでセミが鳴いてくれた。



うれしい。
上を見上げてセミを探して歩いた。
すると向こうの人も、黙ったまま上を見上げている。

だがしかしセミは見つけられなかった。
帰路、セミが死んでいた。



彼は十分に鳴いたのであろうか。
心配になってしまった。



横断歩道の脇の木陰にセミの抜け殻があった。
この抜け殻の主は鳴いているだろうか?

そうであってほしい。
いつもの散歩道の、短いドラマである。



そこらじゅうで「ヘクソカズラ」が咲いている。
花を摘んで、指先で潰してみると良い。

すさまじい臭さである。
「屁糞かずら」のネーミングに納得である。



朝顔のラッパの中で、ハチが蜜を吸っている。
そう・・・確かに甘いのである。

子どもの頃、花を摘んでチュウチュウ吸ったことを思い出した。
忘れていたことなどを思い出す時間が多くなった。

確実に、ぼくの生きる時間が短くなって来ている。
死に急ぐ事も無いけれど、生きのびることに拘(こだわ)ることもないのである。





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 荒野人


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